久しぶりにハーモニカを吹いてみたのだが、吹けない! いや、単独では何とかなる。 しかし、ギターを弾いているとだめなのだ。 やはり10年間のブランクは大きい、と言わざるを得ない。 プロは練習しなくても、イメージトレーニングだけで大丈夫らしい。 が、ぼくはイメージトレーニングやれるほど、精神力は強くない。 ましてや、ハーモニカが職業でもないのだから、そこまでやろうとも思わない。
とはいえ、昔出来たことが出来ないというのは、実に歯がゆいものである。 そこで、今後は休みを利用して、ハーモニカの練習をしようと思っている。 幸い、ほとんどのキーは揃っているので、別に買い足すこともない。 まあ、金もかからないことだし、手軽に出来る趣味としては、もってこいである。
それにしても、家の中で眠っていたハーモニカを引っ張り出してみると、かなり汚い。 吹き口にカスのようなものが付着していて、そのままでは吹く気がしない。 今回は「F」のハーモニカだけが必要だったので、それだけ丹念に洗ったのだが、汚れは落ちてくれなかった。 口に直接触れるものだから、洗剤などでは洗えない。 まあ、食器用の洗剤を使えば、何とか落ちるとは思うのだが、それではあまりいい気はしない。 さて、どうしたものか。
ハーモニカが10数本ある。 そのほとんどが汚れているのだ。 中には、高校時代から使っている物もある。 当然それも汚れているはずから、その汚れは、30年の年季が入っていることになる。 せっかくハーモニカの練習を思い立ったのだが、まず始めに、汚れと格闘しなければならない。 これがどうにも億劫である。
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