すでに小寒に入っている。 この時期、ぼくの体は微妙である。 暖かさがわからないのだ。 「今日は暖かいね」などと言われても、さほど暖かいとは感じない。 逆に「今日は寒いね」と言われると、体が過敏に反応して、一段と寒く感じてしまう。 のどが渇くと、イガイガしているような気がするし、ちょっとした冷えでさえ悪寒のように感じてしまう。 鼻炎気味なので、朝方にいつもクシャミをするのだが、それさえも風邪の諸症状のような感じがする。 そのたびに薬を飲んでいる。 薬を飲めば飲んだで、風邪を引いているような気分になってしまう。
ぼくは、何でも風邪と思ってしまう状態を、一月病と名付けている。 五月病とかと同じく、一種の気の病である。 年末から何度もこの日記に、風邪気味だということを書いているが、おそらくそのほとんどは風邪ではなく、この一月病なのだろう。
ところで、この時期はとにかく薬代がかさむ。 普段の月は、薬など買うことはほとんどない。 たまに目薬を買う程度である。 ところが、1月はしょっちゅう葛根湯を買っている。 その額は1万円を軽く超えている。 とにかく、手元に葛根湯がないと安心出来ないのだ。 これも一月病の症状だろう。
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