頑張る40代!plus

2004年01月07日(水) Bフレッツ(後編)

その翌日のことだった。
有線ブロードバンドから勧誘の電話が入ったのだ。
「有線ブロードバンドと言います」
「はい」
「失礼ですが、パソコンはやっていますか?」
「はい」
「じゃあ、光ファイバーとかに興味ありますか?」
「ずっと前から有線さんのメール取っていますよ」
「そうなんですか。じゃあ、そちらの地区もサービスが開始になったことですし…」
「いや、ちょっと待って下さい。実は…」と、ぼくはNTTとの経緯を話した。
「…で、12月のマンション総会で説明会が行われるんですけど、そこで承認を得ないとならないんです」
「じゃあ、うちも説明会に出席します。そうすれば、入ってくれますね」
「いや、マンションの光ファイバー導入の話をNTTに持ち込んだのがぼくなので、無碍に断るわけにはいかないんですよ」
「ああ、そうですねえ」
「じゃあ、うちがマンションのサービスを請け負ったら、入ってくれますね」
「その時はそうします」
「じゃあ、頑張りますんで」

先月の頭、ポストに総会のお知らせが入っていた。
総会の議題の一つに、「光ファイバー導入について」という項目があった。
そのお知らせには、Bフレッツと有線の資料が同封されていた。
それを見た時、「ようやくここまでたどり着いた」とぼくは思った。
Bフレッツを申し込んでから、というより、それ以前にぼくが光ファイバーに初めて注目したのが、2年前のことだった。
市内ではサービスがすでに始まっていたのだが、それは一戸建ちの家の話で、マンションには乗り越える壁がたくさんあった。
Bフレッツの申し込みが、なぜ今年の3月までずれ込んでしまったかというと、それは管理組合を動かさなければならなかったからだ。
3月に、NTTが「管理組合を説得します」というCMを流しだしたのを見て、初めて申し込む気になったのだ。
NTTがそういうCMを流さなかったとしたら、おそらく永遠にマンションの光ファイバー化は実現しなかっただろう。

マンションタイプなので50MBと、100MBには届かないが、局からの距離の関係でようやく2MBしか出ない、しかも時々切れるADSLとは雲泥の差である。
ということで、ずいぶん時間がかかったが、来月中旬、ついに念願の光ファイバー生活が始まるのだ。


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