頑張る40代!plus

2003年12月24日(水) クリスマスイブ

今日も昨日と同じく、暖かい一日だった。
出勤時、車の窓から日が差して、汗ばんでいたくらいだった。

さて、何日か前に、今年のホワイト・クリスマスイブ予報なるものをやっていた。
ホワイト・クリスマスイブ予想、つまりクリスマスイブに雪が降る予報という意味だ。
会社の出がけに見ていたので、最後までは見なかった。
そのため、どういう予報結果になったのかは知らない。
ちょうどぼくがそれを見た時は、過去のイブに雪が降ったデータを流していた。
「この年は、鹿児島でも降ったんですよ」
「えっ、鹿児島でですかぁ?」
この年というのは、1973年のことだった。

1973年12月24日、確かにこの日は寒かった。
その時ぼくは高校1年生だった。
特に印象深いことがあったわけではないのだが、なぜかその日のことははっきりと覚えている。

ぼくの通った高校は山の麓にあるため、行きはけっこうきつい上り坂になっている。
逆に帰りは急な下り坂となる。
その下り坂で悲劇は起こった。
その日は鹿児島だけでなく、ここ北九州にも朝から雪が降っており、山手にある学校は雪に包まれていた。
昼になっても気温は上がらず、ぼくたちが帰る頃には、かなりの箇所で凍結していた。

その日の下校時、数人の友人と校門を出た瞬間だった。
友人が滑って転んだ。
ぼくは「足腰が弱いのう」とその友人を笑った。
その時だった。
今度はぼくが足を取られ、思いっきり尻餅をついた。
「人のこと笑うけ、そうなるんたい」と、最初に転んだ友人が笑った。
ぼくが立ち上がろうとした時、また足を取られた。
その際、思わずその友人の腕をつかんだ。
すると、その友人も倒れた。
ところが、その友人は倒れる時に、もう一人の友人の腕をつかんでいたのだ。
3人が横一列になって転倒した。
周りを歩いていた多くの人たちから、笑われてしまった。
こうなればぼくたちも、笑うしかない。
後で、ぼくが道連れにした二人の友人から、「人を巻き添えにするな」「こける時は一人でこけれ」などと、散々文句を言われたものだった。

高校時代、ぼくは日記を付ける習慣がなかった。
そのため、今も記憶に残っているような大きな出来事も、日付けまでは覚えていない。
それなのに、どうしてこんなくだらない出来事の日付けを覚えているのだろう。
やはり、ホワイト・クリスマスイブだったからだろうか。
それとも、単に2学期の終業式の日だったからだろうか。


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