まず先制点を取り、その後効果的な追加点をあげる、というホークスのいつも通りの試合運びだった。 これも、前の3戦で、甲子園の魔物に遮られながらも、ほぼ互角に戦ってきたホークスナインの集中力の勝利と言っていいだろう。
とにかくファンとしては、一昨日脳しんとうで退場した川崎の活躍が嬉しかった。 甲子園でネックとなっていた井口の復活弾が嬉しかった。 2アウトランナーなしからの追加点が嬉しかった。 バルデスのライト席に突き刺さる、あの弾道が嬉しかった。
とはいえ、何といっても光るのが、杉内の好投である。 今日の数々の得点シーンは、杉内の好投が呼び込んだと言っても過言ではないだろう。 その好投もさることながら、ヒーローインタビューで見せた、勝っても奢らずといった姿勢が実に立派だった。 甲子園で、散々相手チームのビッグマウスをきかされたあとだっただけに、あの姿勢は嬉しかった。 もしこのままホークスが優勝すれば、MVPは間違いなく杉内だろう。
さて、明日はいよいよ日本一が決まる。 明日ここに喜びを書けるのか、それとも悔しさを書く羽目になるのか。 すべてはピッチャー和田にかかっている。 まさに、「神様、仏様、和田様」である。 頑張れ、背番号21!!
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