頑張る40代!plus

2003年10月25日(土) ファンクラブ

ぼくは没頭すると、まるでその場にいるような精神状態になってしまう。
ここ数日の日本シリーズがそうである。
なぜか一人で緊張してしまっている。

かつてホークスのファンクラブに入っていた頃、あまりにホークスに没頭してしまって、毎日ホークスの選手が夢に出てくるようになった。
そこでは、まったく会ったことのない選手に対して、ホークスの一員として振る舞っている自分がいる。
まったく違和感なく、選手達と談笑している。
例えば、カズ山本とかに「調子良さそうやん。ところで、○○という店が出来たけ、今度そこに飲みに行こうや」などと気軽に声を掛けている。
こういう夢を毎日見るのだ。
また、仕事中にふと「おい、カズ」などと口走っていることもあった。
そこまで深く、ホークスに没頭していたのである。

ところで、ぼくは「それだけホークスが好きなら、当然ファンクラブにも入っているんでしょ?」とよく聞かれる。
ところが、今ぼくはファンクラブには入っていないのだ。
その理由は、上記のような精神状態に陥る自分に嫌気がさしたのと、「ぼくがファンクラブに入っているから弱いんじゃないか」と思いこんだことによる。
確かにぼくがファンクラブに入っていた何年間か、ホークスはいつもBクラスだった。
しかし、それは南海ホークス時代からそうだったわけで、別にぼくのファンクラブ云々はまったく関係ないのだが、なぜかぼくはファンクラブに入っていることの自責の念を感じてしまったのだ。
おそらくそれも、没頭してしまった時の精神状態によるものだろうが。
とにかく1年間、ファンクラブでいることをやめようと思い、次の年の更新手続きをとらなかった。
もし、それでもBクラスなら、それはぼくのせいではないのだから、安心してまたファンクラブに入ればいいと思った。

ところがである。
その次の年、ダイエーホークスになって初めてAクラスになったのだ。
そうなった以上、次の年もファンクラブに戻ることは出来なくなった。
そこで、また次の年のファンクラブの手続きを取らなかった。
すると、初優勝である。
それ以来ずっと、ホークスは優勝及び2位なのだ。
もし、ぼくがまたファンクラブに入会して、Bクラスに陥ったとしたら…。
そのことを考えると、永久にファンクラブに戻ることは出来ない。
困ったものである。


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