今日は朝から、ずっと試合開始のカウントダウンをしていた。 顔を会わす人会わす人に、「あと○時間で試合開始ですね」と言っていた。 その都度、「何があと○時間?」と聞き返された。 盛り上がっていたのは、どうもぼく一人らしかった。 試合前から仕事に手がつかず、胸がドキドキして落ち着かない。
午後6時15分、ようやく試合開始となった。 会社で5回裏まで見、7回表までは車でラジオを聴き、それから試合終了までは家でテレビを見ての応援だった。 追いつ追われつの好ゲームだった。 9回裏2死1・2塁からズレータのセンターオーバーのヒットが出たとたん、家の中で思わず手を叩いて跳び上がっていた。 「勝った、勝った。ばんざーい」である。
それにしても、阪神は不気味なチームである。 もちろん、今シーズンどんな戦い方をしてきたのか知らないからそう思うのだろうが、赤星とか金本とかいう名前を聞くと、なぜか緊張してしまう。 それはマスコミが触れた前評判の影響だろう。 そういう意味でも、ホークスの選手は立派である。 そういう前評判に打ち勝って、勝ち試合を収めたのであるから。
試合後、スポーツ紙のサイトを覗いてみたのだが、どうして井川が「5回3失点の不調」と書いているのだろう。 それを言うなら、斉藤だって6回3分の2で自責点3、失点は4である。 勝てば不調と言われないのか。 それとも、井川の場合は、レベルの高いセリーグの20勝投手だから、5回3失点だと不調となるのだろうか。 そのへんがどうも納得いかない。 まるで、負ければ「不調だったからしかたない」ふうに記事にしてもらえる、西武松坂みたいな扱いである。
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