| 2003年10月17日(金) |
いよいよ明日から日本シリーズ |
いよいよ明日から日本シリーズである。 なぜかしらぼくは緊張している。 斉藤で負けたくない。 和田で負けたくない。 杉内で負けたくない。 新垣が完全に復調していることを望む。 村松も戻って来たことだし、8月の絶好調時のホークスであることを望む。 日本記録を更新した時の打線を見せつけてやれ。
さて、マスコミリーグの覇者、かつ関西という全国区地域にあるチームに、当然世論は期待を込め勝ち予想を立てる。 18年ぶりの優勝というドラマが、それに拍車をかける。 マスコミもそれに便乗して、阪神有利を伝える。 「レベルの低いパリーグでやっと優勝したような田舎チームが、勢いのある都会チームに勝てるはずがない。 しかも、そのチームを率いるのはあの男星野なんだぜ」 そういうことなので、全国紙の扱いも当然阪神のほうが大きくなる。
例えば、優勝した時の扱いは、 阪神タイガース18年ぶりの優勝!! (男星野、2年で優勝に導く) だったのに対し、 福岡ダイエーホークス3年ぶりの優勝!! (来季身売りの話も…) であった。
20勝投手の対決と言われているが、その20勝を上げた時の扱いは、 井川20勝!! (セリーグでは、99年の上原以来) だったのに対して、 斉藤20勝!! (パリーグでは、85年の佐藤以来) くらいの扱いであった。(※この部分、携帯だとわからないと思いますが、あしからず)
もちろん、地方紙の扱いは、ダイエーのほうが大きかった。 また、地元のワイドショーでも、ダイエーのことを大きく取り上げた。 しかし、それはしかたのないことだろう。 全国区のチームは全国が後押ししてくれるが、地方のチームは地元以外に後押しするところはないのだから。
ところが、それを不服としている人もいるのだ。 「いくら地元とはいえ、えこひいきしすぎる。 もっと阪神の扱いを大きくしろ!」 などと、近隣諸国の内政干渉ようなことを言っている。 しかし、上に記したとおり、阪神は充分に全国で取り上げてもらっているのだ。 その扱いを敵地でやれと言うのは無茶な話だ。 しかも、阪神は星野勇退で世論まで味方に付けているのだ。 これ以上何を望むのだろうか。
2000年のON対決の時、多くのホークスファンは、テレビ中継をつけてはいたが、音を出していなかった。 音はどうしていたかというと、ラジオから拾っていた。 その理由は、テレビが巨人びいきの放送をやっていたからだ。 もちろん、テレビは全国放送だから、球界の盟主と言われるチームに肩入れするのは当然のことだろう。 その点ラジオは地元向けの放送だから、ファンとしては安心して聴ける。 2000年の秋、ぼくたちホークスファンは憤りを感じながらも、そうやっておらがチームを懸命に応援したのである。
敵地でひいきしてもらえないなんて、甘いことを言っているんじゃない。 ホークスファンは、地元にいてもひいきしてもらえない体験をしてきているのだ。
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