昨日、銭湯から帰ったのは午後6時頃だった。 実は、昨日は予定していたことがあった。 それは、家族と皿倉山に夜景を見に行くことだった。 先日、会社で皿倉山のケーブルカーとリフトの割引券をもらっていたのだ。 有効期限は8月24日までである。 次の休みは22日だから、まだ日にちに余裕はあったのだが、その日は金曜日でが多いことが予想されたため、19日に晴れたら絶対に行こうと思っていた。 この日なら、ケーブルカーにゆったりと座って山頂まで行ける。
家を出たのは7時を過ぎていた。 家から見える夕日が沈むのを確認してから出かけた。 途中寄り道したため、麓のケーブル駅には7時40分頃着いた。 平日なので駐車場も空いているだろうと思っていたが、甘かった。 駅前の駐車場はすでに満車で、その一段下にある駐車場に停めなければならなかった。 ぼくが駐車場に入れている間にも、何台かの車が入ってきた。 駅前の駐車場と、この駐車場に停まっている車を合わせると、結構な人数になる。 これでは、ゆったりと座って行けそうにもないではないか。
極めつけは、バスだった。 近にある八幡Rホテルのバスで、泊まり客から希望者を募り、皿倉山に連れてきたらしい。 バスの扉が開くと、次から次へと客が降りてきた。 いったい何人の人が、112人乗りのケーブルカーに乗って行くのだろうかと思うと、だんだん不安になってきた。
駅に入ったのは、ちょうどケーブルカーが出発した後だった。 次の出発まで、20分待たなくてはならない。 すでに多くの人が並んでいる。 ぼくたちは、何とか次のケーブルカーに乗れる範囲に並べた。
20分後、出発である。 これだけ人が多いと、座ることも出来ない。 とはいえ、2年前に替えたばかりの新しいケーブルカーは、実に快適だった。 しかも速い。 標高600メートル以上ある山頂駅まで、何と5分で着いてしまう。 以前のケーブルカーだと、こうも速くなかった。
山頂駅に近づいた時、「ウォー」という歓声が聞こえた。 黒崎方面の夜景が見えたのである。
山頂駅から展望台まではリフトで向かう。 足元に広がる、宝石を散りばめたような夜景は、何ものにも喩えることの出来ないような素晴らしいものだった。
さて、山頂に着いた。 ぼくは用意してきたデジカメを取り出し、夜景を写してみた。 ところが、所々に光の点があるだけで、何を写しているのかわからない。 何度かやってみたが、まったくだめである。 当然の事ながら、携帯電話についているカメラなんか話にならない。 ということで、その夜景を日記に載せるのは断念した。
とはいえ、ぼくの文章力では、この美しさや感動を充分に伝えることが出来ない。 そういうわけで、家に帰ってから、この感動を伝えるサイトはないものかと探してみた。 ありましたよ。 これです。 これがぼくの見た風景です。 皿倉山の夜景 ( 『 瀬戸の夜景 』より ) 携帯の方は、こちらの皿倉山のところをご覧下さい。 (この画面に映っている洞海湾の左端のほうに、ぼくの家があります)
市はこの夜景を『100億ドルの夜景』と名付けている。 30日は『夜景フェスタin皿倉山』というのが開催される。 その日は仕事なので行けないが、夜景の協力だけはしようと思っている。
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