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2003年08月18日(月) コンビニ強盗 (後編)

木刀でも何でもいいから、とにかく長い棒を用意しておいたら、とっさの時に役に立つ。
いくら相手が刃物を持っていようとも、体ごと飛び込む以外に攻撃する方法はないのだから、長い棒を振り回してそれを阻止すればいい。
それがまたこちらの攻撃になるのだから、一石二鳥である。
剣道や居合の心得がなくても、それだけで相手はたじろぐだろう。

これからこういう事件がどんどん増えていくだろうが、我を忘れない、つまり冷静さを失わないことが肝要である。
そういうことからも、普段から訓練をやっておく必要がある。
火災訓練だけじゃ、強盗は防げない。
とはいえ、別に剣道や居合といった武道を習う必要はない。
例えば長い棒を使うのであれば、それを素振りするだけでも、かなり効果があるものだ。
その際、目の前に相手がいると想定してやれば、効果は倍増する。
そのうち腕の筋肉は鍛えられ、眼力というものが養われる。
それを見ただけでも強盗しづらくなるだろう。
戦わずして勝つ、これがベストである。

強盗などない世の中を作ることが重要なのだろうが、それが出来ないということは歴史が証明している。
もしかしたら、未来は犯罪のない社会になるかもしれない。
しかし、少なくともぼくたちの生きている間にそんな時代が来るとは考えられない。
そうであれば、自分の店は自分で守る、自分の身は自分で守るということが必要になるだろう。

それでも鍛えるのが嫌というのなら、多少の経費はかかろうとも、夜間は2人ないし3人体制にしておくべきである。
今回強盗に入られた店は、どこも夜間1人体制であったという。
人件費の節減などという目先のことばかり考えているから、大きな事件に巻き込まれるのだ。
今はコンビニにもキャッシュ・ディスペンサーを設置してところが増えているが、もし夜中にどうしてもお金が必要になった時、店員が一人しかいないような店を利用しようとは思わないだろう。
夜中でも複数の店員がいるからこそ安心なのだ。
つまり、複数人体制というのは、お客へのサービスでもあるわけだ。
目先に狡い人は大きなところで抜けていると言われるが、こういう店に関しても同じことが言えるだろう。

ま、今回のコンビニ強盗事件は、知り合いの刑事さんの活躍もあり、一件落着である。


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