【台風10号】 昨日のことだが、午前中夏の日差しが燦々と照りつけていた空が、午後から急に真っ黒になった。 ほどなく、ゴロゴロという雷の音とともに大雨が降り出した。 テレビからは、台風10号の情報が逐次流れてくる。 「おお、ついにやってきたか」と思い、内心喜んでいた。 が、どうも降り方が台風とは違っている。 単なる夕立だった。 「何か、つまらん」と思いながらぼくは店の中に入っていった。 しかし、その後は晴れることなく、ずっと雨時々曇りといった天気だった。
夜も小雨がパラつく程度で、風などはほとんどなかった。 どうやらそれそうだと思ったのは、家に帰ってからニュースの天気図を見た時だった。 どう見ても、長崎方面に抜けるような天気図ではないのだ。 「四国に行くばい」と思っていたら、案の定そうなった。
明けて今日。 午前中、雨はけっこう強く降ったのだが、風のほうは今ひとつだった。 午後になって、やや強い風は吹いたのだが、それもそう長くは続かなかった。 「大型で強い台風」などという枕詞が付くくらいだから、前回の台風9号以上の風を予想していたのだが、期待はずれだった。 台風が来る時には、いつも気合いを入れているので、今回はちょっと拍子抜けした感じである。
【主婦業は大変である】 うちのパートさんからよく「しんたさん、昨日の夕飯何だった?」と聞かれる。 ところが、そう聞かれる日に限って、前の日の夕飯を覚えてないのだ。 思い出そうとしても、何日か前の夕飯のイメージばかりが頭の中をよぎって、なかなか前日のメニューまで行き着かない。 きっと、物忘れがひどくなったか、夕飯にあまり意識を持ってないかのどちらかだろう。
さて、パートさんがどうしてそういうことを聞いてくるのかというと、それを参考に、その日の献立を考えたいということからである。 ぼくがいつも日記のネタを考えているのと同じように、世間の主婦はいつも料理のネタを考えているのだ。 しかも日記の場合は、いつでも逃げ出すことが出来るのだが、料理の場合は逃げ出すことが出来ない。 朝は早くから起きて弁当作り、昼間はパート、それが終わると夕飯の準備である。 つくづく主婦というのは大変な稼業だと思う。
【自己投資家】 ぼくは、新しい物好きである。 新製品が出ると、すぐに手を出してしまう。 そういうぼくを見て、他人は「浪費家」だという。 しかし、ぼくはテレビや雑誌のCMにつられて流行り物に手を出すような、そんな馬鹿なことをやっているわけではない。 そういう物には、ぼくはぜんぜん興味を抱かない質なのだ。
ぼくが手を出すのは、自分の趣味に関連のある物に限っている。 それも、「これを買って、どう将来に役立てるか」とか、「これを買うためには何をどう切りつめたらいいか」などと、じっくり考えてから買っているのだ。 そういうことなので、ぼくは自分のことを浪費家だとは思っていない。 あくまでも、自己投資家だと思っている。
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