梅雨明けして4日目、またもや大雨だった。 別段暑くない毎日といい、梅雨明け宣言は、いったい何だったのだろう。 8月に入ると、台風シーズンも到来することだし、今年の夏は本当に大丈夫なのだろうかという気がしてくる。
ところで、ぼくは夏になるといつも楽しみにしていることがある。 それは休みの日の午前中にする、森林浴である。 近くの貯水池を散策するのだ。 午前中と言っても、真夏時はすでに暑い。 そのため、散策し始めてすぐに汗だくになるのだが、木陰に入るとひんやりとした風が吹き、実に心地いいものである。 池の周り6キロほどの小径を散策すると、気分的にもすっきりするし、散策後のビールがことのほかおいしい。
ところが、今日のように雨が降ると、その楽しみを奪われる。 外に出るのも億劫になるから、もう一眠りしようかということになってしまう。 気がつくともう午後である。 その時点で、気分的に休みは終わりなのだ。 午後になると、明日の準備をしなくてはならない。 また最近では、今日を終えるために、日記のネタを考えるという作業まで加わった。 ここでぼくは声を聞く。 「せっかくの休みだし、日記3日分くらい書きだめしておいたらどうか」 『せっかくの休みを、日記に奪われていいのか?』 「もっと他のことを書いてみてはどうだろう」 『もっと他にやることあるだろう』 「本の感想でもいい」 『本も読めないじゃないか』 「もうすぐ日記も1000回目になる。もう少し頑張れ」 『一日ぐらい日記を休んでも、体勢に影響はない。どうせ大したサイトでもないんだし』 などと、神と悪魔が交互にぼくに語りかけてくる。 ぼくは、そういう言葉の板挟みになって、悩んでしまう。 結局は、神の声に押され、ぼくは日記を書いているのだが。 あ、もしかしたら、それが悪魔の声かも…。
とにかく、雨が降るとやることがない。 気はくさくさするし、ギターを弾く気にもならない。 元々掃除などをする人間ではないのに、そういう日に限って「掃除でもやるか」などという気が起きる。 パソコン周りを整理して、床に落ちているタバコの灰や、そのへんに散らばっている本やCDを片つけて、掃除機をかける計画を立てる。 だが、いつも途中で挫折してしまう。 今日も、そういう気持ちになることはなったが、結局何もやらなかった。
ということで、今、一日の仕上げである日記を書いている。 ま、朝の更新になることが多いこの頃は、仕上げというより、一日の始まりになっているのではあるが。
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