頑張る40代!plus

2003年07月20日(日) 不思議の国日本

午後11時26分。
今、閃光が走り、ドガーンと言う音がした。
爆弾でも落ちたんじゃないか、と思わせるほどの凄い音だった。

昨日はいい天気だったが、ここ数日の雨は半端じゃない。
昨年も大雨はあったが、単発的で、今年のように毎日災害を引き起こすような雨ではなかった。
気候も変である。
夜は蒸し暑いが、朝方は寒いときている。
いったい、どういう布団を準備をして、どういう服装で寝ていいのかがわからない。
そういうことに無頓着なぼくであるゆえ、いつも出勤時にはくしゃみを繰り返している。
この時期は、上半身裸・タオルケット1枚で充分です、といった気候であってほしい。
まあ、天候に愚痴っても仕方がないが、もういい加減に梅雨明けしてもらいたいものである。

話は変わる。
前に言ったかもしれないが、ぼくの通った保育園は、いわゆる「アーメン」系の保育園である。
そのことで、ちょっと気になったことがある。

昨日、飲み会のために早く仕事を上がったことを書いた。
午後6時15分に店を出た。
多少渋滞もあって、家の駐車場に着いたのは6時40分を過ぎた頃だった。
約束は7時だったので、ぼくは慌てて家に向かった。
そして、ちょうど玄関の鍵を開けようとした時だった。
どこからともなく、太鼓を叩く音が聞こえた。
何だろうと思って外を見てみると、二,三十人ほどの子供たちが、「わっしょい、わっしょい」と言いながら、法被姿で歩いている。
祭をやっているらしい。
しかし、祭にしては盛り上がりに欠けている。
もう少し見ていたかったのだが、時間もなかったので、ぼくは家の中に入った。

約束の時間まであと15分ばかり、早く着替えて、家を出なければ間に合わない。
そう思って急いでズボンを履き替えていると、また先ほどの太鼓の音が聞こえてきた。
窓からその光景を見てみると、幟を立てた軽トラックが御輿を先導している。
「わっしょい」という声は、この軽トラックから発していたものだ。
その「わっしょい」の後から、御輿を担いだ子供たちや、その後ろにいる父兄たちが、つられて「わっしょい」と言っている。

さて、この話の最初に気になったことであると書いたが、それはこの幟のことである。
軽トラックの幟には、「『アーメン系』保育園」と書かれていた。
そう、この祭はアーメン系保育園が主催していたものなのだ。
アーメンと御輿、どう結びつくのだろう。
キリスト教は排他的な宗教であるがゆえ、歴史上幾度も宗教戦争を繰り返しているし、今もなお、その歴史は繰り返されている。
それが日本に来ると、御輿を担ぐのである。
家に仏壇があるから自分の宗教は仏教だ、と思っているような日本人がクリスマスを祝う。
それと同じことをキリスト教側がやっている、ということだ。
おそらくこれも外国人には理解できないことだろう。
まあ、子供たちのためのイベントだと言ってしまえば、それまでであるが。


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