| 2003年07月01日(火) |
しんたのブランド その2 |
【タカミネのギター】 9年間、楽器を販売していた関係上、ギターに関してはこだわりを持っている。 ぼくのギター遍歴は、弾き始めのものは別として、2台目からは名の通ったメーカーものを持つようになった。 今あるかどうかはわからないのだが、2台目はジャンボというメーカーのギターだった。 買ったのは高校3年の頃で、音などはわからなかったが、楽器屋の人が「単板仕様ですから、弾き込んでいくうちに音が良くなっていきますよ」という言葉に惹かれた。 価格も3万円という、予算通りの価格だったので、それに決めた。 『歌のおにいさん』にある曲は、ほとんどこのギターで作っている。
3台目はオベーションだった。 ポール・マッカートニーがオーストラリアやアメリカでライブをやった時に使っていたのを見て、憧れを持ったのだ。 買ったのは21歳の時だった。 20万円を超える代物で、当初夏にアルバイトをしたお金で買おうと思っていたのだが、それだけでは間に合わず、残りを分割払いにした。 パリパリした音が気に入って、その後何年間かメインで使うことになる。
4台目はタカミネだった。 買ったのは23歳の頃だった。 オベーションが現役の時に、もう一台セカンドギターが欲しいと思っていた。 その頃すでにぼくは楽器を販売していた。 そのため、いろいろなギターを試弾することが出来た。 ヤマハ・モーリス・トーカイ・Kヤイリ・Sヤイリ・タカミネ・マーチン・ギブソンなど、そこにあったギターは、全部弾いてみた。 まあ、あくまでもセカンドギターとしてだったので、洋物で高価なマーチンやギブソンといったものは、最初から度外視していた。 予算は6万円前後で、カリカリした音が欲しかった。 その条件に見合ったものが、タカミネとKヤイリだった。 どちらも捨てがたい。 いろいろと迷ったあげく、タカミネに決めた。 決め手になったのは、タカミネのそのギターは、ギターとしては珍しくハワイアンコア材を使っていたからである。 ウクレレにはこの材質を使った物はけっこう多いのだが、ギターはタカミネの他にはマーチンに一機種あるくらいだ。 もう一つの理由は、アンプを内蔵していたからである。 アンプ内蔵のアコースティックギターは、今は主流になっているが、当時はまだ珍しかった。
さて、セカンドギターとして買ったタカミネだったが、すでにオベーションの音に飽きたこともあり、メインとして使っていくようになる。 その後、30歳くらいまで、このギターがメインとして君臨した。
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