もう気づいた方もおられると思うが、ついに素顔を公開することとなった。 今度は似顔絵や、目だけの写真ではなく、ちゃんと顔全体が写っている。 近郊の方は、これでしんたを探しやすくなったと思う。 もし、街で見かけたら、声をかけて下さい。 その素顔だが、『頑張る40代!』のトップのどこかに貼っている。 これは貴重な写真ですぞ! ぜひ探し出して見て下さい。
さて、今日の出来事である。 午前中、倉庫にいる時だった。 突然ワン切り電話が入った。 誰だろうと見てみると、隣の部門のパートさんからだった。 ワン切りは、「戻ってこい」の合図である。 「何かあった」と直感したぼくは、急いで売場に帰った。
売場に戻ってみると、そこにはワン切りをかけたパートさんと虫捕り網を持った店長代理が立っていた。 もう一人いた。 うちの取引先の人だ。 少し離れたところに立っている。 3人とも同じ方向を見ている。 その視線の先に目をやると、そこには何と一羽の鳩がいるではないか。 店の中に紛れ込んできたらしい。
ぼくのいる店は時々こういうことがある。 山の近くなので、昆虫が特に多い。 夏時は、アゲハチョウやオニヤンマといった大きな昆虫が、優雅に店内を飛び回っている。 こういう時は捕まえて、外に出すことにしている。 ぼくは、小さい頃から昆虫捕りは得意なほうで、いつも素手で捕まえている。 しかも羽を傷つけないで捕るという、高度なテクニックまで持っている。 おそらく、ぼくに捕らえられた昆虫たちは感謝していることだろう。 ちなみに、昨年の成績は、オニヤンマ3匹、アゲハチョウ5匹だった。
雀やツバメといった小鳥も入ってくることがある。 もちろん鳥の場合、捕獲するのは昆虫のように簡単にはいかない。 そのため、いつも店から追い出す方法を選んでいる。 過去に2度そういうことがあったが、うまく店外に追い出すことが出来た。
さて、問題は鳩である。 ここまで大きな鳥は、入ってきたことがない。 さっそくぼくも追い出し作戦に参加した。 というより、ぼくが代理に取って代わった。 代理が持っていた網で捕獲を始めた。 しかし、うまくいかない。 昆虫用の網だから、網が小さすぎるのである。 何度か捕らえられそうになったが、やたら鳩の体を叩くばかりで、網の中に入ってくれない。 逃げ回ったあげくに、こちらの手の届かないところに隠れてしまった。 そこで、取引先の人に相談した。 「あそこから追い出すには、ゴム銃しかないやろね」と、ぼくは言った。 「ぼく、ゴム銃は得意でっせ」と、取引先の人は言った。 「じゃあ、ちゃんとあそこから追い出してよ」と、ぼくは輪ゴムを用意した。
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