《午前0時40分》 連日、日記の更新が午前3時を過ぎている。 おかげで、今、凄い睡魔に襲われている。 もしかしたら、今日の日記は、このまま終わってしまうかもしれない。
何も書かずに寝るのもしゃくだから、とにかく何か書こうともがいている。 もがけばもがくだけ書けなくなるし、もがけばもがくだけ眠さが増す。 一度寝た方がいいのかもしれない。 しかし、最近の体調からいって、いったん寝てしまうと、そのまま朝まで眠ってしまいそうだ。
《午前4時40分》 おっと、もう5時前やん。 3時に起きてから書こうと思い、いったん寝ることにした。 布団に入ると、朝まで寝てしまいそうだから、布団に入らずに寝たのだが、やはり3時には起きられなかったか。
学生時代を思い出す。 中間や期末テストといった定期試験の勉強は、すべて一夜漬けでやっていた。 というより、それ以外に勉強することはなかった。 初日、二日目は、夜を徹してやれたのだが、三日目はさすがにだめだった。 で、一度寝てからやろうと、今日と同じように布団に入らずに寝た。 たいがい予定していた時間に起きられたのだが、たまに起きたら7時を回っていたということもあった。 それでも得意な科目の時なら大して慌てなかったのだが、苦手な科目の時はさすがに真っ青になった。
「頭の中は眠たさでいっぱい、徹夜だったのです。 あくびは限りなくでるし、目は真っ赤なのでしょう。 朝の風に打たれてこよう。それが一番でしょう。
太陽の光はまだ見えないけど、空は明るくなっていきます。 初夏だというのに朝はまだ寒く、厚着をしています。 朝の風に打たれてこい、父のよく言った言葉です。」
高校3年1学期の中間テスト、その一夜漬け中に作った詩である。 その時の成績は散々だった。 そう、詩を書いている暇なんかなかったのだ。
《午前6時40分》 もう一度寝てしまった。 学校に行っている夢を見てしまった。 やはり、日記のことが気になっているのだろう。 ぼくも、いよいよ日記依存症になってしまった感がある。 このまま起きていようか、それとももう一度寝ようか。
《午前7時50分》 また眠ってしまっていた。 出掛ける準備をしなくてはならない。 こんなことばかりやっているから、ここ数日は新聞も読んでいない。 一応その日の新聞は車に積んである。 しかし、読む暇もない。
それにしても眠たい。 だけど、もう寝るわけにはいかない。 このまま一日を乗り切れるかどうかが問題である。
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