| 2002年12月02日(月) |
子供の頃に欲しかったもの |
『鉄人28号のリモコン』 鉄人28号が流行った頃、靴の箱などにえんぴつや割り箸を2本刺して、リモコンを作っていた。 鉄人はミカン箱で作った。 作った時は、絶対に動くと思っていたが、ただの箱が動くはずがない。 しかも段ボールである。 やはり鉄人は鉄で作らなければならないと思い、道ばたに落ちていた鉄くずやブリキやトタンを拾い集めた。 しかし、それを加工するすべを知らない。 結局、「こんなの集めて何するんね」と母親に叱られ、泣く泣く捨てた覚えがある。
『8マンのたばこ』 8マンはたばこを吸って、エネルギーを補給していた。 その頃、ぼくは痩せていたので、ぜひともこのたばこを吸いたいと思っていた。 もしかしたら、じいちゃんのたばこがそれなのかもしれないと思い、一口吸ってみた。 地獄を見た。 その後、高校生になるまで、たばこを見るのも嫌だった。
『宇宙エースのガム』 このガムも、8マンのたばこと同じで、エネルギーを補給するものだった。 このガムで力を得た宇宙エースは、シルバーリングを出して、悪者をやっつけていく。 小さい頃は、誰でも正義の味方である。 こういう特殊なエネルギー源で、地球の悪者をやっつけたいと思っていたものだった。
『風のフジ丸の巻物』 風魔十法斉と奪い合いを繰り返した、あの『竜煙の書』である。 その巻物を手に入れると、天下が取れるのだ。 その当時、ぼくは天下がどんなものか知らなかったが、きっとすばらしいものだと思っていた。 しかし、第一部の最終回で、『竜煙の書』には毒ガスの作り方が書いてあるとわかり、興ざめしてしまった。 今でもそうだが、ぼくは寒がりで、冬になると風が入らないように部屋を閉め切り、火鉢のそばから離れなかった。 炭や練炭から発する一酸化炭素で、頭が痛くなったり、気分が悪くなったりしていた。 毒ガスといえば、その練炭や炭のもっと強力なヤツという認識があったので、「そんなものを作る巻物なんかいらん」という思ったのである。
『遊星少年パピイのペンダント』 ペンダントを持って、「ピー、パピイ」と言うと、パピイは変身していた。 変身願望は、小さな頃から持っているものである。 そういう便利なものがあるなら、ぜひほしいと思っていた。 母親のコンパクトにひもを付け、ペンダント代わりにしたこともある。 が、変身などするわけがなかった。
『ビッグXのペンシル』 主人公の昭少年が持っていたペンシルがほしかった。。 そのペンシルは注射器で、その中にはビッグXという薬が入っていた。 それを注射すると、鋼鉄の体になり、体が大きくなるのだ。 天性の変身願望男が、これを欲したのは当然と言えるだろう。
『スーパージェッターのタイムストッパー』 いまだに欲しい一品である。 腕時計型のタイムストッパーは、30秒時間を止めることが出来る。 野球をやっている時や運動会のリレーの時に、何度このタイムストッパーがあったらと思ったことだろう。 また、このタイムストッパーは、音声認識リモコンでもあった。 アンテナを立て、「流星号、応答せよ・・・」と言うと流星号は直ちに出動し、ジェッターのもとにやってくる。。 余談だが、ぼくは愛車に『流星号』という名前を付けている。 もしタイムストッパーがあったら、結構離れた位置にある駐車場まで歩かなくてすむのに。
『パーマンのバッジ』 通信機でもあり、酸素ボンベでもある、このバッジが欲しかった。 もちろん空を飛べるマントもほしかった。 その当時、ぼくの前にスーパーマンが現れてパーマングッズをくれないかなあ、といつも思っていた。 下校時、学校の近くで怪しいものを売っていたおじさんが、スーパーマンじゃないかと疑ったこともある。 ぼくは、何も言わずに、じっとそのおじさんを見ていたので、きっと変に思ったことだろう。
『サイボーグ009の加速スイッチ』 これは今でも欲しい。 ぼくはどちらかというとノロマな人間なので、人より速く動くことの出来る、009の奥歯の加速スイッチのようなものにあこがれを感じていた。 もしかしたら、奥歯の横に加速スイッチが隠されているのかもしれない、と思いいつも舌で奥歯付近をまさぐっていた。 そのため、変な癖がついてしまい、今に至っている。 もちろん、「サイボーグになりたい」と思ったのは言うまでもない。 しかし、島村ジョーは交通事故でサイボーグになったので、「そういう痛い思いをするのは嫌だ」とも思っていた。 とにかく、加速スイッチがあったら、今日の日記も翌日更新ということにならなかったはずである。
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