| 2002年12月03日(火) |
雨の休日ほど嫌なものはない |
昼から雨になった。 休みの日に雨が降ると、実につまらんですな。 何か損をしたような気がする。 晴れた日は、空をの色を見るだけでも心癒されるのだが、雨の日は逆に重苦しい気分になる。
昼から灯油を買いに行った。 灯油を家に置いてから、ユニクロにシャツでも買いに行こうと思っていたのだが、それはキャンセルした。 吉田拓郎の趣味は雨の日のドライブとダイエーでのお買い物らしいが、ぼくは雨の日のドライブは嫌いである。 ぼくの趣味は、晴れた日のドライブとユニクロでのお買い物なんだから。 雨の日は、やはり寝るに限る。
ところが、寝てばかりもいられなかった。 1時55分から『ザ・ワイド』を見なくてはならない。 以前ほど興味はなくなったが、やはり北朝鮮のことが気にかかる。 特に最近は、頻繁に北朝鮮国内の映像を流してくれるのがうれしい。 それが終わったら寝ようと思っていたのだが、4時から『サラリーマン金太郎』、5時から『ショムニ』の再放送をやっているではないか。 寝られるはずがないじゃないか。 それが終わると、またニュースを見なければならない。 「もういいや、今日はテレビ三昧だ」とばかり、ずっとテレビを見続けた。 7時から『懐かしTV番組大全集』、8時から『怪談百物語』を見、9時から風呂に入ったので、いったんテレビのそばを離れたが、10時から再び『アルジャーノンに花束を』を見た。 結局、嫌な雨の休日を、テレビを見てすごしたことになる。
久しぶりにテレビばかり見ていたので、目が疲れた。 ところで何年ぶりだろうか、こんなにテレビを見たのは。
20才までは、テレビがなければ生きていけないと思っていたものだ。 しかし、東京に出てから、ぼくはテレビがなくても生きていけることがわかった。 テレビをまったく見なかったのだ。 というより、下宿にテレビを持ち込まなかったので、見られなかったのだ。 2年間テレビのない生活をした結果、こちらに帰ってからもテレビを見る習慣がなくなった。
再びテレビを見だしたのは、ビデオデッキを手に入れてからだった。 最初は物珍しくて、ちょっと気に入った番組は、すべて録画して見ていたが、1年も経たないうちに、そういう生活に飽きてきて、録画する番組は、NHKの朝ドラと『おれたちひょうきん族』だけになった。 しかし、それも仕事の都合で見る時間がなくなっていった。 そのうち、録画することすら面倒になっていった。
再びテレビを見ない生活を送っていたぼくが、また見るようになったのは、スカパー!を手に入れてからだった。 そのおかげで、70年代や80年代に見逃した番組をかなり見ることが出来た。 ただ、当時流行っていたトレンディドラマなどは一切見なかったために、周りの話題にはついていけなかった。 周りが『今度の月9は・・』などと言って騒いでいる時に、ぼくは『ありがとう』の最終回のことを考えていた。
スカパー!を手に入れて変わったことといえば、洋画を見だしたことである。 一時、スターチャンネルを契約していたので、かなりの洋画を見た。 ビデオに録りだめして、休みの日に見る、という初めてビデオを手に入れた頃のようなことをやっていた。 結局、それも長続きしなかった。 あまりにたくさん録りだめしたので、どのテープにどの映画が入っているかがわからなくなったのだ。 とりあえず片っ端から見ていったのだが、だんだんそれも飽きてきた。 結局馬鹿らしくなり、半年ほどして、スターチャンネルを解約した。 あれだけたくさんの洋画を見たのに、内容を覚えているのは、『陽の当たる教室』と『ウェールズの山』だけである。
おそらく、今日くらいテレビを見たのは、あの洋画地獄以来のことだろう。 とにかく、今日はテレビをたくさん見たので、目が疲れましたわい。 それもこれも、雨が降るからいけないんだ。 いくらテレビを見たって、見終わればむなしさが残るだけだ。 次の休みにはユニクロに行きたいから、ぜひとも晴れてほしいものである。 テルテル坊主でも作るか。
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