昨日の日記も翌朝、つまり今朝の更新になった。 実は昨日飲みに行ったのだ。 午後7時から飲み始めて、帰ってきたのは午前2時を回っていた。 最初はビールで乾杯、それから焼酎のお湯割り、さらに焼酎の水割り、最後は焼酎のロック、とガンガン飲んだ。 おかげで、眠たくなるわ、頭がうずくわ。 で、家に帰ると何もしたくなくなっていた。 家に帰ってからすることといえば、そう、日記の更新である。 とにかく、体が言うことを聞かない。 しかたなく、朝起きてから書くことにした。
さて、横になったまではよかった。 が、それからがいけなかった。 頭痛がひどくなったのだ。 枕の上に乗せた頭が、凄い勢いで脈打っている。 そのたびに来る、のた打ち回るような痛み。 久しぶりにこんな痛みを経験した。 「このままくも膜下で死ぬんじゃないか」と思ったほどだった。
しかし、このまま頭痛に負けていたら、いつまでも眠ることが出来ない。 眠ることが出来ないと、日記の更新も危うい。 ということで、ぼくは対策を練った。 鎮痛剤を飲めば治るのかもしれないが、それはしたくないので、頭をマッサージするなどしていた。 が、埒が明かない。 「何かよい方法はないか」と考えを巡らしていると、ふと先日書いた日記のことを思い出した。 「病気とは、病を気にすること」 言い換えれば、病を気にするから病気になる、ということだ。 「じゃあ、この理屈を頭痛に応用してみるか」とぼくは思った。 つまり、頭の痛みを気にするから頭痛になるのだ。 それなら、気にしないようにしよう。 そのためには、気持ちを頭痛から切り離すのが一番だ。 さっそく、ぼくはこの方法を実践することにした。 気持ちを頭痛から切り離して、頭のどこの部分が痛いのかを観察してみた。 まず後頭部に痛みがあった。 そこで、後頭部に意識を集中して、「痛みよ、出て行け!」と強く思った。 すると、痛みが体の外に出て行くような感覚があった。 その瞬間、痛みが消えた。 しばらくすると、また頭が痛くなった。 今度は右側頭部だった。 同じように、右側頭部に意識を集中して「痛みよ、出て行け!」と強く思った。 側頭部の痛みが消えた。 この作業を何度かするうちに、ぼくは眠りについていた。
5時に一度目が覚めた。 まだ若干痛みが残っている。 そこで、また「痛みよ、出て行け!」をやってみた。 今度も痛みは消えた。 いいことを発見した。 これで頭痛も怖くない。 「頭痛よ、ドンと来い!」である。 朝7時に起き、内容は気に入らなかったが、なんとか昨日の日記の更新を終えた。 会社に行ってからも、相変わらず頭痛が襲ってきたが、もう気にはならなかった。 暇になると「痛みよ、出て行け」をやっていた。 そのうちに頭痛は完全になくなった。
この方法は腹痛などにも応用できるかもしれない。 もしかしたら、風邪にも効果的かもしれない。 鼻が詰まったら、鼻に意識を集中して、「わが道を塞ぎし魔物よ、汝、速やかにこを立ち去れ!」とでも思ってみるか。 そうしたら、スッと鼻が通るかもしれない。 のどの痛みにもやってみるか。 もし、これがうまくいけば、「風邪よ、ドンと来い!」である。 いやー、今年の冬の楽しみが出来たわい
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