2002年08月31日(土) |
しろげしんたが選ぶ洋楽ベスト20(15位〜12位) |
この洋楽ベスト20を選曲するに当たって、手持ちのCDを聴きなおしてみた。 どちらかというと、ぼくは洋楽よりも、邦楽のCDのほうを多く持っている。 邦楽は、好きなアーティストのアルバムを全部集めるからだ。 逆に、嫌いなアーティストは、いかにいい歌があろうとも、買う気がしない。 一方、洋楽の場合はそういうことがない。 アーティストよりも、その歌のほうに興味があるからだ。 だから、邦楽のように「あの歌手は好かんけ、聴かんわい」ということがない。 興味の赴くままに、CDを買い揃えていく。 しかし洋楽は、誰が歌っているのか、また曲名すらわからないものが多くある。 そういうわけで、自分の知識だけで買うので、その量も当然少なくなっている。 このベスト20も、自分の知識だけで選んだものである。 当然、選曲に偏りがあるのは否めない。
第15位 『オールド・デキシー・ダウン』ザ・バンド むかし、何かのドラマでこの歌がかかっていた。 その時、ぼくは「何か聴いたことがあるなあ」と思いながら聴いていた。 それもそのはず、ぼくはこの歌の入ったアルバムを持っていたのだ。 ただ、そのアルバムは、このザ・バンドのものではなく、ボブ・ディランの『偉大なる復活』というアルバムだった。 このアルバムの構成は、ディラン→バンド→ディランというふうになっており、ぼくはこのアルバムを聴く時は、いつもバンドの部分を飛ばして聴いていた。 極端に言えば、ザ・バンドなんてどうでもよかったのだ。 しかし、先に書いたドラマを見て、これはいい歌だと思った。 さっそくバンドのアルバムを買い求めた。 その時期は、ちょうど『ラスト・ワルツ』というアルバムが出た頃だった。
第14位 『アローン・アゲイン』ギルバート・オサリバン 自分でもびっくりしているが、「え、この曲が14位?」という感じである。 とりあえず好きな曲を羅列していって、好きな歌の順に並べていった。 その結果が14位である。 この歌以上に、好きな歌が13曲もある、ということである。 この曲に関する思い出は、以前書いたことがあるので省くことにする。 明日から9月、いよいよ秋になる。 秋はこの歌が似合う季節でもある。
第13位 『Desperado』イーグルス オリジナルのイーグルスの歌を聴いたのは、5,6年前のことである。 友人がイーグルスのCDを持っていたので、MDに録音してもらった。 その中にこの曲が入っていた。 けだるい曲ではあるが、何か魂が揺すぶられるような感銘を受けた。 この歌は、カーペンターズも歌っているが、なんとなく趣きが違う。 このけだるさは男性の声のほうが、よりいい。 なぜなら、イーグルスのほうが、より「ならず者」臭いからだ。 ちなみに、イーグルスといえば、何といっても『ホテル・カリフォルニア』だが、ぼくはこの歌はあまり好きではない。 というより、いい思い出を持ってないといったほうがいいだろう。 聞いた時代がよくなかった。 その頃ぼくは浪人中で、いろいろ嫌な思いをしていたのだ。
第12位 『ジェラス・ガイ』ジョン・レノン この曲はアルバム『イマジン』に入っているが、アルバムタイトルにもなっている『イマジン』はあまり好きではない。 もちろん、世間一般では『イマジン』のほうが有名である。 しかし、ぼくはどうも好きになれないのだ。 このアルバムを聴いたのは、このアルバムが発売してから4年後、高校3年の頃である。 それまであまりジョン・レノンには興味がなかった。 ある時、友人がこのアルバムを録音してきてくれた。 「ジョンに興味ないやろうけど、このアルバムはいいけ、聴いてみて」 テープをもらってから、すぐに聴いたわけではなかった。 聴いたのは数日後だった。 重苦しいピアノで始まる『イマジン』から、「こいつアホか」と思った『オー・ヨーコ』まで一気に聴いた。 その中で一番気に入った曲が、この『ジェラス・ガイ』だったわけだ。 「何で、イマジンのほうが名曲と言われるんだろう」という思いにかられたものだった。 この歌を一度聴いて、もう一度聴いて、さらに聴いて、と何度も聴いていくうちに、だんだんこの歌が好きになっていった。 そうなると、テープでしか持ってないのが気に入らない。 さっそくレコードを買い求めた。 家に帰ってから、レコードを開けてみると、一枚の写真が入っていた。 それを見て笑ってしまった。 ぼくは、ポール・マッカートニーの『RAM』のジャケットを知っていたからだ。 それ以来、このいたずら好きのおっさんが好きになった。 さて、歌のほうだが、ぼくは今でもこの歌を、ビートルズ時代を含めたジョンの作品の中で、最高の歌だと思っている。 こんなに素直に心情を語っている歌は他にないだろう。 しかし、その対象がオノ・ヨーコというのもねえ。
おお、もうこんなに書いてしまった。 今日は11位まで書こうと思ったのだが、しかたない、今日はここまでで打ち止めにしておこう。
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