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2002年06月25日(火) しろげしんたが選ぶ、決定日本の歌ベスト20 後編 じゃなく中編

第10位
『星の砂』小柳ルミ子
別に小柳ルミ子のファンではないのだが、この歌は出色である。
作詞:関口宏・作曲:出門ヒデというのが、当時ちょっと意外な感じがしたものだった。
しょっぱなからサビを持ってくる歌というのは、最近ではあまり聞かれなくなった。
この歌に特に思い出などはないのだが、素直に名曲ということで10位にランクした。

第9位
『都万の秋』吉田拓郎
数ある拓郎の歌でも、この歌が一番情緒があっていい。
この歌は「Live’73」というアルバムに入っているが、このアルバムにはあの『落陽』が収録されている。
その当時から『落陽』を気に入っている人は多くいたが、この『都万の秋』は見向きもされなかった。
ぼくは逆に『都万の秋』のほうに耳が行って、『落陽』の存在などはどうでもよかった。
みんながどうして「落陽、落陽」と大騒ぎするのか、不思議でならなかったものである。
ぼくはあるライブハウスでこの歌を歌ったことがあるのだが、演奏者に問題があったのか、全然受けなかった。

同9位
『静』吉田拓郎
この歌と『都万の秋』は優劣がつけがたかったので、同率9位ということにした。
この歌は、ブレイク以前に録音された、拓郎の幻のライブ盤に収録されている。
一般的には『花酔曲』として知られている歌だが、ぼくとしては『花酔曲』の流すような歌い方より、『静』の力の入った歌い方のほうが好きである。
あの拓郎が「歌詞を見なくても歌える」と言ったほど、覚えやすい歌詞で、かつ歌いやすい。
ぼくは千葉の市川で、この歌を200人ほどの前で歌ったことがある。
この時は受けた。
それに気をよくして、その後人の結婚式などで歌うようになった。
ほかの曲に押されて、あまり目立たない小曲ではあるが、その後の拓郎の活躍を予感させる名曲である。

第8位
『青春の影』チューリップ
これぞ青春の一曲である。
高校の頃、昼休みによく校内放送でこの歌が流れていた。
確かに『サボテンの花』もいい歌なのだが、ぼくはこの『青春の影』での財津さんの歌いっぷりを気に入っている。
このスタイルは、後に出した『夕陽を追いかけて』引き継がれている。
余談だが、当時ぼくたちがチューリップのメンバーの名前を言うときには、決まって「さん」付けていたものである。
別に「財津」とか「姫野」でいいような気もするが、そこは地元出身のミュージシャン、何か身近なものを感じていたのだろう。
しかし、武田鉄矢を「武田さん」「鉄矢さん」とか、井上陽水を「井上さん」「陽水さん」とかは言ってなかったなあ。

第7位
『酒と泪と男と女』河島英五
ぼくが飲み屋通いデビューの頃に流行っていた歌である。
当時の飲み仲間と、スナックで延々この歌を歌っていたものである。
今でもカラオケに行くと、たまに歌っているが、やはりこの歌は弾き語りでやるのが最高に気持ちいい。
もし、今駅前でストリートライブをやれと言われたら、斉藤哲夫の『されど私の人生』とこの歌は確実にやるだろう。
あ、そういえば『されど私の人生』は、このベスト20には入ってなかった。
残念ながら、この歌は21位だったのだ。

第6位
『能古島の片想い』井上陽水
ぼくは「陽水の歌の中で何が一番好きか?」と聞かれたら、躊躇なくこの『能古島の片想い』をあげるだろう。
高校の頃、学校の裏にある皿倉山で、よくキャンプをしていたのだが、その時にこの歌を歌っていたものである。
この歌を初めて聴いた時、ぼくは片想いをしていた。
そのせいか、かなり来るものがあったのを覚えている。
今でもこの歌を聴くと、当時を思い出す。

おっと、6位までしか書いてないのに、かなり長くなってしまった。
このまま1位まで書くとなると、夜が明けてしまう。
ということで、予定を変更して、明日までこの企画を延長することにします。
明日はいよいよベスト5。
意外な展開になるかも知れません。


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