昨日書きそびれたが、ラジオの天気予報でおかしなことを言っていた。 「明日の気温は午後からどんどん上がり、3月上旬並みの暖かさになるでしょう」 おいおい、明日から3月上旬じゃないか。 しかし、そう言う気持ちもわかる気がする。 たしかに2月は早く過ぎて行く。 たった2,3日短いだけなのに、不思議なものである。
さて、昨日は日記が珍しく早く書き終わったので、比較的早く寝ることが出来た。 朝は平常どおり8時に目が覚めた。 窓の外を見てみると、すごく霧が立ち込めている。 「嫌やのう、こんな霧の中仕事に行くのは」と一瞬思ったが、よく考えてみると今日は金曜日である。 「あ、そうか。今日は休みだった。ああ、よかった」と思い、また布団の中に潜り込んだ。 結局起きたのは11時前だった。
午後から近くの本屋に行った。 その本屋に行くのは、今年に入って初めてだ。 最近は大型店の井筒屋ブックセンターばかり利用しているので、郊外店に行くことが少なくなっている。 こういう郊外店は、すべてのジャンルが1フロアに収まっているところがいい。 在庫数が限定されるためか、売れ線ばかりに始終しているが、時に「おっ!」という本に出くわすこともある。 もちろん大型店にもその程度の本ならあるのだろうが、そういう本が興味のないジャンルの所に置かれていると、当然見逃すことになる。
実は今日、その「おっ!」を見つけたのである。 その本は「平成14年2月5日 初版第1刷」となっているから、発売して約一ヶ月が過ぎている。 その間、井筒屋には一度行っているので、先に書いたとおり、きっと興味のないジャンルの所に置かれていたのだろう。
さて、ぼくが何の本を見て「おっ!」と思ったのかというと、・・・。 彩図社という出版社から出ている、― 笑わんで下さいね ―『僕は、はまじ』という本である。 『はまじ』といえば、そう『ちびまる子ちゃん』に登場する『はまじ』のことである。 さくらももこの新作かと思いきや、なんと著者のところに『浜崎憲孝』と書いてある。 『はまじ』本人である。 さくらももこのエッセイで、「はまじは実在人物だ」と書いていたのを読んだことがあるが、まさかその本人が本を出すとは思わなかった。 『はまじ』のキャラには興味があったので、その本を買うことにした。
家に帰ってから、本をパラパラとめくってみると、なんとそこには、さくらももこも書いていなかった意外な事実が書かれてあったのだ。 その意外な事実とは、あの「花輪君」のモデルは、実は女性だったのだ! 何も「!」を付けるほどのことではないが、ぼくの中ではちょっとした事件である。 その女性も『花輪君』のように大金持ちであったらしい。 しかし、あんな気障なしゃべり方をしていたわけではないだろう。 それにしても、その花輪女が『ちびまる子ちゃん』の『花輪君』のキャラを見た時、どういう気分がしただろうか? ぼくがその立場なら、おそらく憤慨するだろう。 『しんた君』が『しんこちゃん』で登場していたら、やはり嫌なものである。 だけど、そこはお嬢様『花輪女』、笑みを浮かべて「わたしは女だぜ、ベイビー」と軽く流しているのだろう。
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