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2001年10月02日(火) 明日「井筒屋黒崎店」が移転オープンする

明日「井筒屋黒崎店」が移転オープンする。
昨年潰れた「黒崎そごう」跡に入居するのだ。
考えてみると黒崎地区は、昨年からいろいろな出来事があった。
まず「長崎屋」の倒産、ここはいまだ営業しているが、街全体のイメージとしてはあまりいいものではなかった。
続いて先の「そごう」の倒産に伴う「黒崎そごう」の閉鎖。ここが潰れたのは大きかった。街全体が死にましたからね。
今年に入って、さらに追い討ちをかけるように「トポス黒崎店」の閉店。
おまけにその間、「そごう」の後の入り手がなかなか決まらずに、JR黒崎駅の東側に巨大な空きビルが横たわっていた。そのせいで、街のイメージは悪化する一方。
20年前には2店のデパートと4店の量販店がひしめき、県内第3位の商業地区だった黒崎だが、ついに地価の下落率が県内一になってしまた。
そこで、井筒屋に白羽の矢がたった。北九州市や地元商店街などが強く井筒屋に要請した。井筒屋も最初は渋っていたものの、資金の折り合いがつき、ようやく今回の移転になったわけだ。
井筒屋は、今までの倍の売り場面積と従業員での展開をしていくのだが、この不況がどういう影響を及ぼすのか?下手すれば黒崎地区全滅ということにもなりかねない。しかし、今回は駅の西側に西鉄の複合商業ビルが2週間後にオープンすることになっている。このビルとの連動で、ぜひとも往年の賑わいを取り戻してもらいたいものだ。
ここで生まれ育ったぼくとしては、そのためにも井筒屋に頑張ってもらいたいと思っている。

井筒屋といえばねえ・・・
昔はあそこで、いろんなことやってたんですよ。ぼくは。
小学生の時、あの頃はエスカレーターガールというのがいたんです。お客がエスカレーターを利用するたびに「いらっしゃいませ」と言うんです。で、ぼくは「いらっしゃいませ」と言われるたびに、「はい、いらっしゃいました。ぼくはしんたといいます」と自己紹介をやっていた。
同じく小学生の時、仲間と井筒屋に行ったのだが、店に入るなりぼくは受付の所に行き、「すいませーん。友達とはぐれたんですけど―」と呼び出してもらった。「○○町からお出でになりました、××様。○○町からお出でになりました、××様。お連れ様がお待ちです・・・」。すぐ近くにいた、その××様は顔を真っ赤にして「ここにおるやないか!」と言って怒っていた。
高校の時は朝高の生徒といざこざを起こしたこともあった。相手は三人でこちらは一人、勝てるわけないから逃げました。はい。
予備校時代は屋上でベンチに座って大声で歌をうたったりしていた。
こんな思い出も、移転とともに消えていくわけか。

あ、感慨にふけっている場合じゃない。オープンということは、駅前が渋滞するじゃないか。明日は早く出ないと。もう寝ます。


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