だいたいデモに参加する人の気が知れない。 おそらくその大半が、デモの内容をよく把握してないんじゃないんだろうか? そこには自己顕示欲というものがあるんだと思う。 「おれはこういう市民団体に入って、こういう抗議をしているんだぞ。おれは偉いだろう。どうだ恐れ入ったか!」とでも思っているんじゃないのか。 なぜなら一部の人を除いては、立ち振る舞いがいかにも臭い、と感じられるからだ。 1ヶ月ほど前のニュースで、「つくる会」の教科書の不採択を求めるビラを配っていたおばさんにインタビューしているのを見たことがある。 インタビュアーの「どうしてこの教科書に反対するんですか?」という質問に対し、このおばさんは「だって、教育勅語が載ってるんですよ」と答えた。 この臭さ! 全然説得力がないじゃないか。 おそらくこのおばさんは、「こう聞かれた時はこう答えましょう」というマニュアルどおりに受け答えしたのだろう。 自分の考えを持っているのなら、もっと気の利いた受け答えをしたはずである。 左翼系のテレビ朝日のニュースだったからその答で充分と思ったのか、「なぜ教育勅語がだめなんですか?」などという質問はしなかった。 もししていたら、このおばさんは答えることができなかったと思う。 なぜなら、教育勅語を読んでいないからだ。 もし読んでいたとしたら、いくら上の命令でも「教育勅語が載っているから」というのが理由にはならなかったはずだ。 なぜかといえば、教育勅語を否定するなら、親孝行や夫婦が助け合うことや兄弟や友人と仲良くするということから、他人に迷惑をかけないということまで、すべて否定しなければならなくなるからだ。 こんな人間の基本を否定したら、その人の人格が疑われるだろう。 おそらくそのおばさんは、その目で教育勅語の内容も読まず、人から聞いただけで、「そうか、教育勅語は軍国主義なのか。それならデモに参加しないと。あわよくばテレビにも出れるだろうし」と思ったのだろう。 デモなどをやる人には、この手の洗脳され人間が本当に多いものだ。 思い込みだけで突っ走る。 デモの主催者はそういう人間を利用することが多い。 要は単純だからだ。 ということは、そのおばさんはただ利用されただけだ。 デモに参加するなら、自分を確立した上で、趣旨をよく吟味してから参加しろ!
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