今日は、雨が降ったり止んだり、晴れたり曇ったりの複雑な天気だった。 おかげで夜は過ごしやすい。 でも、雷が鳴っている。 夜の稲光は気味が悪い。 空が赤く見える。 空が赤く見える時、不思議と古い記憶みたいなものが蘇ってくる。 それも嫌なイメージで。 その古い記憶というのは、今生の記憶ではなく、前世の記憶なのだ。 おそらく前世、戦場か空襲の中か、どちらかで逃げ回っていたのだろう。 そこで赤い空を見たのだろう。 そしてそれが今でも印象深く残っているということは、そこで命が絶えたのだろうか?
それに関連して、もう一つ嫌な思いをするものがある。 赤十字のマークだ。 あのマークを見ると、何か切なく息苦しさを覚える。 今の人生で赤十字の世話になったことはない。 救急車の世話にもなってない。 でも、あのマークを見るのは嫌だ。 とてつもなく恐ろしいのだ。 やはりこれも前世の記憶なのだろうか?
他にも、時々現実ではない風景が目の前に現れることがある。 その風景というのが、一、二時代前の古い日本の街並みで、何か記憶にある風景なのだ。 この風景が現れた時も、何か切なく息の詰まる思いがする。 考え合わせてみると、ぼくは前世も日本人で、生きていた時代は戦前から戦時中で、戦場か空襲の中か、どちらかを逃げ回ったあげく負傷してしまい、病院に収容された。しかしそこで死んでしまった。という推理が成り立つ。
さて、ようやく雷は収まったようだ。 そろそろ寝ます。
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