頑張る40代!plus

2001年06月21日(木) ぼくのヒーロー

最近、郷ひろみがよくテレビに出ている。
彼がデビューしたのは、ぼくが高校1年の時だった。
その頃は、「軟派な奴」という印象で、好きにはなれなかった。
そこには、ぼくの嫌いだった女の子が、郷ひろみの熱狂的なファンだったというのもあった。
ちょっと見方が変わったのは、ぼくが20歳前後の頃、「あこがれ共同体」「ムー」「ムー一族」などのドラマで主演してからだった。
徐々にではあるが「軟派な奴」というイメージが、ぼくの中で払拭されていった。
あの下手な台詞の言い回しが、どうも憎めないのだ。
そういう中で、「よろしく哀愁」「林檎殺人事件」「二億四千万の瞳」などの歌が好きになっていった。
そして今は「郷さんも頑張っているなあ」と思うくらいは好きになっている。
同世代に近い人なので、これからも頑張ってほしいものである。

さて、ぼくが好きになった芸能人(全部歌手)は、43年生きてきたにしては、少ないほうだと思う。
まず、小学3年生の頃好きになった加山雄三。
この頃は、よく「平凡」や「明星」の付録の歌本を親戚の兄ちゃんからもらって、加山雄三の歌をうたっていたものだ。
レコードを買えるほどのお小遣いを貰ってなかったので、歌は全部テレビで覚えた。
次に、小学5年生の頃好きになったザ・タイガース。
沢田研二にファンレターを出したこともある。それほど好きだった。
レコードも買い、映画も見に行った。
「好きな歌は?」と訊かれると、いつも「白夜の騎士」と答えていた。
全然有名じゃない歌で、当然ベストアルバムには入ってない。
でも、この歌が今でも一番好きなのです。
その後は、もちろん吉田拓郎です。
この人については話が長くなるので、ここでは述べないが、とにかくこの人を本格的に好きになったのは、「制服」という歌を聴いてからだ。
頭をハンマーか何かで「ガツン」と叩かれたような衝撃があった。
この人の影響で、ぼくもギターを始め、作詞や作曲をやっていくようになるのだ。
コンサートは何度も見に行った。アルバムは全部持っている。
昔何かの雑誌で、「拓郎こそ『あしたのジョー』である」という記事を読んだことがあるが、確かにそのとおりだった。
拓郎もその当時は熱かった。
決して変なオヤジではなかった。

以上がぼくのヒーローです。
キャンディーズはヒロインなのでここには含めません。


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