頑張る40代!plus

2001年06月22日(金) 新しい歴史教科書

やっと「新しい歴史教科書(市販本)」を手に入れた。
郊外の本屋を探していたのだが、なかなか見つからなかった。
さすが井筒屋クエストである。山のように積んであった。
ぼくは以前から「新しい歴史教科書をつくる会」を注目していたので、この本を手に入れたことは素直に嬉しい。
家に帰ってからさっそく教科書に目を通してみたが、「うーん、かなりお上のチェックが入っとる」という印象だった。
この本は320ページあるがのだ、何とその約半分を近代以降に費やしている。
問題の「南京大虐殺」だが「南京事件」と書かれており、註釈がついている。
編集者としては「こんなのでっち上げだ!」と書きたかったろう。
ここの部分は、編集者たちが「捏造・歪曲」と声を大にしてきた部分で、誰よりも深く研究しているのだ。
それをこういう曖昧な書き方をせざるを得ないとは。
さぞ悔しいことだろう。

さて、この教科書で特記すべきことは、「太平洋戦争」を正しく「大東亜戦争」と記している点だ。
いわゆる太平洋戦争というのは、主に海軍の対アメリカ戦争であり、陸軍主体の大陸戦争には当てはまらない。
客観的にいえば「太平洋・東アジア戦争」というのが正しいと思うが、当時の日本人は「大東亜戦争(太平洋戦争は戦後アメリカが押し付けた名称)」を戦ったわけだから、歴史上はこの名称が正しい。

ぼくが昔習った教科書は江戸と明治を分けており、一夜にしてまったく違った世の中になったという印象を受けてたが、この教科書は江戸と明治を一つの流れとして捉えているので、大変わかりやすい。
例えば日露戦争は、100年以上も日本がロシアの脅威に耐えに耐えてきた末に起こった戦争だということを、この教科書では教えている。

それと、ぼくが中学の時に習った歴史というのは、日本史と世界史を織り交ぜていたのだが、今は世界史は教えないのだろうか?
この教科書は世界史の記述が極めて少ない。

歴史教科書の話は、この本を熟読して、自分なりの意見を吐けるようになったら、またここに書こうと思います。


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