スナックおのれ
毛。



 読書感想文による逆境。

子供の時、読書感想文が苦手で、よくシートン動物記ならびにファーブル昆虫記を使いました。私は、物語に対する感想というのが本当にだめで、往々にして「あらすじ」になってました。おそらく原稿用紙もうまらない上、全体を通して見渡すことができず、ひとつひとつの行動や言動にちょっかいを出さずにはいられなかったんでしょうね。
今思えば、当時、先生は「良い読書感想文にするためには、あらすじにならないようにすること」とかいっていたけど、それって何のアドバイスでもありません。いっしょに「主人公の嫌いなとこだけ書いてもいいのよ」とか言ってくれりゃ良かったのに。だいたい、良いってなんだよ、とかね。
その点、動物記・昆虫記は書きやすいわけです。特に動物記に関しては、「改行」という荒技と「なんちゃって詩的」という心意気をプラスしやすい!だから、私の当時の感想文は「あーいーやらっぷらっぷらっぷ(狼の遠吠えだったような気がする)」とかで始まり、文中にそれが数多く挿入されていました。
子供ながらの進化か退化か。なんにせよ、生物は、逆境に陥った時に学習するようです。

2009年06月05日(金)
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