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今日の私
by かずき
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■『ミス・サイゴン』My橋本楽
『ミス・サイゴン』12:30〜、Cー28
橋本・笹本・井上・岡・ANZA・戸井・平澤・足立

2日前の発表により、急遽、一孝さんの代わりに
井上クリス出演日。3日に楽を迎えたはずの
笹本&井上の若いペアが再会、相変わらずの
互いが見えない暴走恋っぷりを披露してくれて。
私にとっては初の井上クリスvs戸井トゥイでもあり、
キムどころかクリスとも一回り年の離れたトゥイが、
格好だけは一人前に決まってるけれど、トゥイ同様
人を撃ったことはなさそうなクリスと同じレベルで
震える手で銃を握っている姿とか面白かったのですが、
一応個人的メインは、自分の橋本エンジニア楽でした。
で、今更やっと、彼の良さに思い切り気づいて、
泣きたくなりながら帰ってきたので、それだけメモ。

「絶対成り上がってやる」という筧エンジニアが好き。
橋本エンジニアは、やはり、そういう感じではない。
でも、代わりに今日強く感じたのは、彼の人種性。
アンサンブルのグループが、前と違ったのかな?
今日は、彼がニョキッと背が高いのが目立っていた。
これだけ見るからに違えば、さぞや小さい頃から
迫害されてきたんだろうなという感じが強かった。

だから「成り上がれる国・アメリカ」でなくても、
「誰もが平等に扱われる国・アメリカ」という夢は、
強く持っているんだなという感じで、素直に観られた。
そしてまた彼が、何でこんな環境で・・・と感動するほど
ひね曲がらず素直に育っているもんだから、切ない。
筧エンジニアは、万が一アメリカに行ける事があれば、
挫折しつつも張り切って成り上がろうとするだろうけど、
さとしエンジニアは、万が一行けてしまったりしたら、
自分の居場所がここにもない事に傷ついてしまいそうで。

「子供いると知ったら逃げる」とか、人を疑うことは
知っていても、気づかないうちに だまされてそう。
こんな社会で育ったのが奇跡のような無邪気さですよね。
よほどお母様に慈しまれて育ったんだろうなって感じ。
♪生き延びたけりゃ 辺りでは、ちょっと歌詞との間に
違和感もあったけれど、可愛く魅力的なエンジニア。
なんで楽日に今更、魅力に気づいちゃうかなぁ(泣)
勿論、気づかないよりずっといいのは当たり前だけど。

あと1人、今現在の私は岡ジョンにもとけてます。
4ジョンを観てきて思うのは、私にとってジョンは
ドライさが必須だって事。だから、感情の少ない
坂健の歌い方が、逆に効果的に見えたのかもと思う。
ベストは「ここで裏切るものは彼女だけじゃないのだ」
かな。はっきりと「裏切り」と認識しながらも、
今、何が必要か瞬時に判断して切り捨てられる感覚。

ドリームランドではちゃんと遊んじゃうし、友人と
電話していると、一瞬の間に「はあ?!」とか、
くだけたモードの声が出ちゃったりもするけれど、
基本的に、仕事とプライベートはパーフェクトに分離。
クリスに対し、キムの事をどう切り出すか迷ったり
エレンを気遣う優しさなども表情に表れているだけに、
仕事との切り替えや大人の判断の酷薄さが素敵♪

その冷静さは、橋本エンジニアの甘さと好対照でした。
下手に身長や体格バランスなどの姿形が近いだけに、
2人が並び立つと、軽いめまいを覚えるほど違う。
再会の場面、夢に一歩近づいた思いに無邪気にはしゃぐ
エンジニアに対して、お仕事モードジョンの冷たさ!
切り捨てられる側になれば、たまったものじゃないけど、
さすが欧米社会の大人の男だな〜と、うっとり。

今日はとにかく、橋本エンジニアと岡ジョンを中心に、
戸井トゥイ、井上クリスばかり観ていたものだから、
ふと気づいたらキムが死んでた、という状態でした。
彼女が倒れた瞬間「ちょっと待て?!何だよ、おい!」
と思ったもんなぁ。多分、視点は、橋本エンジニア。
結局 今のところ、キムが理解できた気がしたのは、
別所楽の知念キムが最初で最後だったような・・・。
これでいいのか?私の10数回のサイゴン観劇歴。


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11月13日(土)
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