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今日の私
by かずき
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■♪足が臭いんだ
朝起きたら、この歌詞が頭の中を回ってた(^^;
金曜日、引きずっていく人が見つかったので、
急遽、2時過ぎに電話してチケット取って、
『I Love You 愛の果ては?』2連日観劇。
ちょっとぐらい後遺症が出るかもと思ったけど、
それが何もこの歌詞でなくてもという気も。

大体、戸井さんの あの場面の男は嫌いよー!
うじうじぐじぐじ、話したいことがあるなら話せ!
お見合いで、店1つメニュー1つ決められない男に
イライラしてつい「じゃあこの店にしません?」
「そろそろ店員さん呼びますね」と仕切りまくって
速攻で断られた記憶なんぞがよみがえってくる。
でも、それが開き直って♪足が臭いんだ とか
歌ってるところは、ぐじぐじ君よりは好きだし、
好きな方のイメージに入ってるってことなのかな?

・・・ということで2連日観劇だったのですが、
G列下手からで、少し落ち着いて見られました。
この距離から観てると「あーやっぱり戸井さん、
ダンスはこの中でだんとつに下手だなぁ」とか
粗も見えるし、場面ごとに好き嫌いも理解できて、
「どうしよう、戸井さんかっこいいドキドキ」
なんてアホウな感想にならないですんだし。ホッ。

それでもやっぱり、この舞台は好き。
笑いまくる合間に、ズキズキグサグサくるけれど。
独身・彼氏いない歴数年・30代の身にはちと辛い。
自分を少しでもきれいに見せようと、ドキドキ
しながら準備したのって、どれくらい昔の話?
子供たちの話しかしない友人に、ただ うんざり
していられたのも、もう少し若かった頃のような。
戸井さん演じる男性に対しての台詞ではあるけど、
♪「今年で幾つ、大人にはいつなるの?」なんてのも、
ごめんなさいぃぃと、実家に謝りたくなる気分。

男慣れせずこの年になって、いまさら恋なんて
したら困るからと、ちょっといいなと思う人にも
「仕事相手」「なじみの店の店員さん」「役者」
「通りすがり」などとレッテルを貼ることで
「男」と認識しないようになった、ここ数年。
独り暮らしも長いし、今さら誰かと暮らすなんて
無理、結婚なんて論外よ〜と笑っている自分にも
♪「永遠の愛を誓いますか?では、自由とお別れ」
なんて歌われて結婚から逃げ出そうとする男女が、
♪「でも一緒にいたい」と思い直す歌を突きつけて、
単にあんたには相手がいないだけ〜と言ってくるし。

2幕最後の方で、長年連れ添った相手の、
頭にタオルを巻いて くつろいだガウン姿を見つつ
♪「永遠の愛はないというけれど、それじゃなぜ
自分は今でもこんなに彼女が愛しい」と歌う戸井さん、
互いに連れ合いを亡くし、残りの人生をともにする
相手を見つけながらも、でも、長年すごした人の
墓に眠りたいと歌う慈英さんに絵麻緒さん。
誰かと過ごすことの重さ大きさを感じさせられる。

「男」なんて人種は忘れてたはずなんだけどな。
ついでに自分が「女」だってことも忘れてた。
人類の半分は「男」なのねぇ。ちょっとビックリ。
でも男といえば、若くても57歳なんて職場にいて、
8割が女性という「観劇おたく」人生に、時間の
ほとんどを費やしてる生活じゃ、この舞台が
終ったら、あっという間にまた忘れちゃうのかな。

後悔していないといえる人生?う〜ん、とりあえず、
97年レミで出会ってから今まで、こんな舞台を
見せてくれるまでに見事に成長した戸井さんを
追ってきた7年は後悔してないと言える。それには
感謝してますが。<そのまとめは間違いと思うが(^^;
08月28日(土)
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