ID:55189
ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■魔性の都、京都
板「さらっと飲めてしまうからね。」


俺「あーいう女性的なお酒も僕は好きですけどね。」





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・・・





あれっ





目の前がにじんで・・・(←※不意打ち攻撃)





というわけで美味しい日本酒を頂きながらお食事タイムも後半戦。

主任特性の必殺・酒の肴にノックダウンしながらも、

昨年京都を離れて大阪に在住の先輩と話は盛り上がります。




板「やっぱり京都を離れて初めて京都の良さってわかったわー。」


俺「確かに、京都には何か不思議な魔力がありますね。」


板「あー、わかるわかる(笑)。」


俺「なんか、街の魅力といおうか、あまりの奥深さに虜になりますわ。」


板「日本の他の都市には絶対にない、独特の感覚だよね。」


俺「ええ、なんか、独特の感覚ですよね。」


板「こればかりはしばらく住んでみないと分からない。」


俺「5年目くらいでようやく分かってくる(笑)。」


板「京都が1200年の間、都だったことも何か原因があるのかもね。」


俺「といいますと?」


板「ふつーに考えれば、地理的にも大阪の方が便利なわけやね。」


俺「確かに、海もありますしね。」


板「でもなぜかずっと京都が都だったわけで。」


俺「土地も狭いし、気候も厳しいですよね。」


板「ということは、何か京都の土地自体に魔力があるのかなーって。」


俺「それ、すげーわかりますわ。」


板「でしょ。」


俺「一地方都市なのに、この魔力的な個性は何なんでしょうね。」


板「京都以外では絶対にありえない感覚だよね。」


俺「京都っていうこの呼び方も僕、すごい好きなんですよ。」


板「あー、わかるわかる(笑)。」


俺「全国を行脚しても、やっぱり京都に戻りたいですねー。」


板「やっぱりそう思うよね。」




そろそろ京都での生活も残り5ヶ月を切ったことを実感しつつ、

主任が余り物で作ってくれた赤出汁の具材を見てみればなんと伊勢海老、

料理の割にはお値段がかなり安かったことを感謝しつつ、

時刻は午前0時、お店を後にして駅へと向かったのでありました。




深夜0時23分、JR大阪駅到着。

最終快速に乗るべく、地下鉄ホームからJRホームへと移動します。




俺「それにしても寒くなりましたね。」


板「今日からいきなり寒くなったねー。」


俺「ついに今日、このようにコート出しましたわ。」


板「あ、本当だ。」


俺「いよいよ冬ですね。」


板「本当だねー。」


俺「僕に恋愛の春はいつ来るんでしょうかねー。」


板「てかむしろ春を売っちゃえばいいんだよ。」


板「春どころか年がら年中、常に大特売中なんですが。」





・・・





いま絶句しましたね?(←※お約束の展開)





そんなわけで先輩、板氏を絶句させつつ、

JR最終快速野洲行きに乗車し、板氏とは途中の駅にてお別れ。

軽く酔いつついろいろ妄想にふけりつつ

午後1時過ぎ、深夜のJR京都駅に到着しました。

富小路四条まで歩いたところでMKタクシーに乗車です。




タクシーの運転手さんと相変わらずおしゃべり。




タ「いやー、今日はまた寒くなりましたね。」


俺「いきなり寒くなりましたねー。」


タ「寒くなると、昔を思い出すんですわ(笑)。」


俺「どこか、寒いところにおられたんですか?」



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11月07日(火)
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