ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7597,閑話小題 〜昭和の高度経済成長期に… ーA


   * 藤圭子の…
◉ この数日、このテーマ日記を書くにあたり、YouTubeで幾つかのドキュメントを
見ている。当時、歌も容姿も毒々し過ぎて体質の合わない為に直視できずにいた。
それが今では、どん底の毒々しさの味わいが惹きつけられるのである。
身長が148p、体重が40`。その小さな楽器から、あの絞り出すのである。
 両側をスタッフに曳きづられるように移動する姿が印象的だったと、昔の
マネジャーの回顧する。

◉ 林家三平の連合いが、駆け出しの頃、何かと面倒をみていたが… 弟子に
親子3人の生活の様子を見に行かせたところ、日暮里の線路下のガードでゴザを
ひいて鍋を… 彼女は<親子三人が屋根の下で生活したいのが願いだった>と語る。 
殺してやりたいほど憎いというマネジャーが… 3つのことを約束させられた。
「上を向くな… 笑うな、話すな」である。人間として基本の真逆を暗い艶歌を
ヒットさせるための性格改造である。芸人のドン底時代は、これに近い経験を
した人は多いが、両親の面倒まで1人の少女の背中にかかっていた。

◉ 歌の上手な問題児というところで、その重圧がプラスに働いたのだろう。
幼児の頃、焼け跡から新規事業の立上げの中で、子供心に、明日は路頭に
迷うのでは…という恐怖感は強かった。戦中、戦後には、全国民が、似たような
経験をしていたような… その表面づらをみて、創業を志すとは若さの至り。
◉ 後から振り返ってみて、クラスには戦災孤児とか、片親、私生児がいた。
当時は、その心中を慮る余裕はなかった。当然ながら虐めはあったが逆はなかった。

・・・・・・
7242,閑話小題 〜ラスト♪ソング =3
2020年12月15日(火)
            『ラスト♪ソング』佐藤由美子著
   * 欧米は、死についての話題を忌避しない
『世界のピアノが、NHK/BSで放映されている。世界の飛行場・鉄道など公共の
広場で通行人が気楽に演奏をする。(もちろん、NHKが企画したもの)。
欧州では、ピアノが生活に入りこんでいる。ピアノ曲目の演奏が、イコール…
人生になっている。 路上生活者から富裕層まで様々な人たちが登場する。
そして何ゆえに、そこに至ったかの人生のナレーションが入る。 
  
   〜その一節から〜
≪ ◉ どの話も読み終えるたびに思わず目を閉じて、そっと息を吐出すような、
 悲しみに満ちたものだった。しかし、それぞれの患者は著者の歌に自分を取り
戻して、安らかに終わりの時を迎える。なかにはまるで奇跡のような話もある。
とりわけ印象に残ったのが最終章の沖縄出身の時子さんの話である。
<時子さんは空襲を逃れて名古屋から沖縄に疎開したが、沖縄戦で母と妹を
亡くして孤児になる。父も戦死していた。成人して米軍兵士と結婚して渡米し、
幸せな家庭を築いた。しかし、ベトナム戦争に従軍した夫は帰還後にPTSD
(心的外傷ストレス障害)に苦しみながら死んでしまう。なぜ自分だけが生き
延びたのか、と時子さんは呻吟する。>そのとき、著者は時子さんから聞いた
彼女の人生を書き留める約束をした。その約束が本書となって実を結んだのだ。

◉ 読了して気づくのは、音楽の力である。多くの人にとって音楽は実体験と深く
結びついて記憶されている。だから音楽を聴かせることで死の迫った患者に人間
らしさを回復させることが可能になるのである。本書にはその実例が集められて
いる。それに加えて深く心に残ったのは、著者の患者への真摯で誠実な姿勢。
著者はブログ(佐藤由美子の音楽療法日記)において以下のように述べている。
「音楽療法士で一番大切なのは患者との信頼関係です。どんなに優れた療法士
であっても、患者に信頼されなければ、セラピーはできません」。
セラピストと言えども、ホスピスにおいては患者との信頼関係づくりは容易に
できることではないはずだが、著者が実践しているのに私は驚く。≫
 ―
▼ 年齢を重なる度に想うのは、 <いま、ここにある自分が奇跡の存在>

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12月15日(水)
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