ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7085,閑話小題 〜コロナ禍と共存の時代! ―2
   * 生命現象の核心を解くキーワード、
                それは
  <動的均衡>で思いつくのが政治。猿山のボスの座も然り。
また、生老病死のプロセスも動的均衡の上である。そのバランスが壊れたのが、
コロナ禍であると… コロナ菌を成敗出来ないのなら、共生のウィズコロナで
いくしかない。「物質とは淀みの緩やかな回復過程」というが… 
 人生を振返ると感じとることが、これ! 

   〜以下はAmazon読者の投書の要約である〜
≪ 私たちは、自分は自分だ、自分の身体は自分のものだ、という風に、確固
たる自己の存在を信じているけれど、それは実は、思うほど確実なものではない。
私たちの身体は、タンパク質、炭水化物、脂質、核酸などの分子で構成される。
しかし、それら分子はそこにずっととどまっているのでもなければ、固定された
ものでもない。分子は絶え間なく動いて、間断なく分解と合成を繰り返している。
休みなく出入りしている。実体としての物質はそこにはない。
一年前の私と今日の私は分子的にいうと全くの別物である。そして現在もなお
入れ替わり続けている。

つまり、私たちの身体は分子の「淀み」でしかない。それも、ほんの一瞬の。
私たちの生命は、分子の流れの中にこそある。とまることなく流れつつ、
あやういバランスの上にある。それが生命であり、そのあり方を言い表す言葉が、
本書のタイトル、である。本書は、最初から最後まで、
とは一体何なのか、どのように成り立ち、いかにふるまうかを考えた本である。

爪や皮膚、髪の毛であれば、絶えず置き換わっていることが実感できる。
しかし私たちの全身の細胞のそのすべてで置き換わりが起きている。固い骨や
歯のような部位でもその内部は動的平衡状態である。お腹の回りの脂肪も、
たえず運び出され、たえず蓄えられている。分裂しないはずの脳細胞でも
その中身やDNAは作り替えられる。

なぜそれほどまでに、あてどがない自転車操業のような営みを繰り返さねば
ならないのか。それは、絶え間なく壊すことしか、損なわれないようにする方法
がないからである。生命は、そのようなありかたとふるまいかたを選びとった。
それが動的平衡である。

生命は、必死に自転車をこいでいる。追手から逃れるために。追手は生命を
とらえて、その秩序を壊そうとたくらむ。温かな血潮を冷まそうとする。
循環を止めようとする。追手の名は、エントロピー増大の法則。輝けるものは
いつか錆び、支柱や梁はいずれ朽ち果てる。いかなる情熱もやがては消え、
整理整頓された机の上もすぐに本や書類が積みあがる。乱雑さ(エントロピー)
が増える方向に時間は流れ、時間の流れは乱雑さが増える方向に進む。
生命も、この宇宙の大原則から免れることはできない。しかし、エントロピー
増大の法則に先回りして自らをあえて壊し、そして作り変えるという自転車操業
を続ける限りにおいて、生物はその生命を維持することができる。私たちの身体
において、たゆまず、けなげに自転車をこぎつづけているもの、それが動的平衡。

あなたは本書を読み終わった後、季節の移ろいを感じ、高い空を見上げ、
いろんな思いを巡らせることだろう。あるいは、たくさんの友達と会話すること
だろう。その時々に、こう言ってほしい。「ああそれはね、動的平衡だよ」と。≫

 ――
▼ コロナ禍が、細菌をとおした細胞の塊りの長たる人間への挑戦とすると、
 そう簡単に済まされる問題ではない。 …著者は、TVインタビューで、
<ロゴス(言語)と、ピュシス(自然)の問題を取上げている。これは次回の
テーマになる! 進化?し過ぎたロゴスへの自然界からの逆襲になる。
ネット上で地球上の人間の脳が繋がり、それが現実社会を支配を始めた。
その上に遺伝子まで加工を始めたと、くれば神が怒らないわけがない。
自然界の動物の食肉市場が、コロナ禍の発生源というのも、出来過ぎ!
 4年前にアメリカは白人優越主義の怒れるトランプを大統領に選出して、

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08月07日(金)
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