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堀井On-Line
by horii86
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■7021,閑話小題 〜如何しようもない
* 特に飲食業の厳しさ
この新型コロナ菌で問題なのが、サービス業・物販業、旅行業など一般社会
と密接した業種ということ。それも一般大衆のキリからピンまでが含まれた…
上野、新橋の居酒屋から、銀座の高級クラブまで万遍ない業種にわたること。
それもあり、駄目だったら、水平に垂直に移動すれば何とかなるという軽業的
な瞬間移動が困難になること。住宅、車、旅行、飲食業など全てが関係するため、
ニッチもサッチも行かない。 特上相手に絞った高級クラブにも、細菌は相手を
選ばず平等に訪れる。‘志村けん’が、良い事例だ。
私の9年前には、「まさか会社を失うとは」を実際に経験したため、今回の、
100年に一度の地球の地軸が逆転したような、この地球規模のパンデミックの
強力な断層に、老婆心が働く。 3密のクラスターが、パンデミックの主戦場。
そこを徹底的に叩く戦術は日本的戦術になる。水商売は、如何に3密状態を創作、
早期にイニシャルコストを回収するのが最良。エンタメも然り。多くの芸人の
働き場が、失われてしまった。一発芸をYouTubeで大当てをすれば、一夜で大金が
入手可能の時代。ギャクや、自虐より、現実の方がネタになる。
―
▼ 何度も、ここで書いてきたが、私の場合は10年にわたっていたため、気持ちの
準備期間があった。 2001・9.11テロ。この翌日から世界は変わってしまった。
2〜3割減。そして、中越地震と柏崎・刈羽沖地震、そしてトドメが2008年と2011年
の地元の二つの大地震。 今度のこれは、僅か数ヶ月で、規模は、世界的事象。
悲観的になって当然。 地軸が真逆になると、如何なるか? 否応なく、現象に
現われ出る。辛いけど仕方がない。目先は、何とかなっても、その先のマイナスの
連鎖は、想像を絶する厳しになる! 世界中が内向きになり無口に…・ 豊かさは
半減し、合理的成ざるを得ない。問題は、価値観を変えるしかないため、自ずから
哲学的になる。人間関係は、8割減になり、数人のコミニティと、家族でコジンマリ
した生活に… そう、戦時の時代と酷似した様相になる… 現実に9年間、先行して
経験してきたので、書きだすと止まらない。
・・・・・・
6654,閑話小題 〜怒りの正体
2019年06月04日(火)
* 古代、神々は怒り狂っていた
怒りをテーマに、これまで多く書いてきた。
先週末の朝日新聞の日曜版<Globe>の特集記事が…
【angry? 怒りの正体】であった。様々の切口が新鮮の内容。
その一つが、『古代から神々は怒り狂っていた』のテーマ…
〜その概要は〜
≪ 平和が続いている現在、なかなか怒れない時代になった。
古代から神々は怒り狂っていた。
・古代からの有名な怒りとしてホメロスの叙事詩「イリアス」の冒頭で
「アキレスの怒り」を挙げる。「イリヤス」はトロイヤ戦争10年目に生じた
怒りと、それによってもたさらせられた悲劇の作品。
・旧約聖書にも神の怒りが記されている。人間の堕落に怒った神が洪水を
起こしてノア一家と動物たちを残して滅ぼした「ノアの方舟」がそれ。
・ローマ時代に怒りを考察したのがセネカ。皇帝をネロのブレーンとして
支えたが、後に謀反の疑いで自害させられた。セネカは随筆「怒りについて」で、
「怒ることは所詮無益なこと」「しばし我慢をすればよい。そら、君たちを
同等とする死がやってくるではないか」と説いている。
・フランス革命や米独立戦争などは民族の怒りが発火点になり、社会改革
の起動力になった。自爆テロも一種の怒りの表出だという見方がある。
・江戸時代は武士がサラリーマン化して、怒りや、暴力をふるえなくなった。
・明治時代になると、外国への民衆の怒りを利用して富国強兵にはしり、
戦争に突入していった。
ところが、現代は「怒れない社会だと、宗教学者の島田裕己がいう。
パワハラに会えば、転職の道があり、「逃げ道はいくらでもある」
<グローバル化で、全てがつながり、個人の自由の領域が狭まった。
世界が安定を求める中、人々は抗えず飼い慣らされていく」
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06月04日(木)
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