ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7020,閑話小題 〜持って生まれた気性
* 人間には大方、二種類のタイプがある
姉・兄、従兄から同僚、部下など多くの人物と邂逅してきたが、そこには
悲観主義者と楽観主義者の二種類が存在する。人生の経験を重ねる過程で、
それが補強されたり、逆に削られたりする。それらを見るには、人生の節目に
現われ出る。これは、道理としての原理原則の知識の質量によって、多きく
左右する。 幸せ系と、不幸せ系の性格もある。悲観主義者には不幸系が、
マイナスを呼び起す。楽観主義には幸福を呼び込み、何事もプラスに動く傾向
になる。判断の積み重ねのプロセスが、幸不幸が決まる。 暗い顔をして、
人の粗を探す傾向の強い人物を凝視をすると、家庭に恵まれない人、特に両親
との相性の問題が隠れている。両親と本人の適正と、徳性の問題もある。
―
* 徳を身につけるには
幸福になるには「徳」を必要としなくてはならない。政治家に必要だが、
全く見当たらないのは何故か。国家の先行きを示すには「徳」がなくては。
「得」で生きているためである。徳、いや幸福は、私たちの内に属している。
葬式でハッとさせられたことがある。初老にさしかかった長男が、その席で、
「父は人触りが良かったが、徳のない人だった!」と… 多くは、心の底で、
「私にも言い得る…?と思っている言葉では?」と。徳とは、直に身に付く
ことでなし。「経験」の積み重ねの実体験でしか把握できないのでは。
そこに計算抜きの小さな誠意の積み重ねが必要になる。その経験の積み重ねで、
自らの声に耳を傾け、日々の瞬間の中で徳が磨かれていく。「美徳」を重ねる
ことで「徳性」が身に付けば、ずっと幸せでいられるということだ。
優しさが、これである。 ギリシャの哲学者・アリストテレスは、
<「美徳」とは、知識と行動の間に存在する。やりすぎたり、間違っても
かまわない。前進するためには、行動し、自らと向き合い、挑戦しなくては
ならない。正しく行動したいという意志を何度も表明することで、初めて、
その意志が当り前になる。アリストテレスは…
「わたしたちは絶え間なく繰り返すことでできている。優秀さとは一回だけの
行動でなく、習慣によってつくられるものだ。」と言っている。
・・・・・・
6653, 閑話小題 〜「この国は犯罪政権の手中にある」
2019年06月03日(月)
「この国は犯罪政権の手中にある」ロッシェル・カップ
* 現実の方が面白い!
朝日新聞の別冊・Globeに面白い見出しがあった。
<「この国は犯罪政権の手中にある」ロッシェル・カップ>である。
あまりに刺激的、かつシリアスである。
要約すると、
【 マーラー特別検察官によるロシア疑惑に関する捜査報告書に関する
報告書が出ればトランプ政権の悪夢は終わると、多くのアメリカ人は
首を長くして待っていた。トランプによる司法妨害などの司法行為が
明らかになり法の裁きを受けると期待した。バー司法長官は人をだます
ような行為でトランプを守ろうとしている。これを書いている本人は
共和党員だが、現在は反トランプだ。アメリカはヤクザに則られた
街のようだ。街なら、州や、連邦政府に助けを求められるが、連邦政府
自体が犯罪政権では、どうにもならない。だが、これが残虐な現実だ。
トランプに問題があるのは明らかだ。マラーの調査が終わらない段階で
顧問弁護士だったコーエンに連邦政府に違反するように指示を出している。
報告書には司法妨害にあたる少なくとも6つの決定的な事案が書かれている。
それでもバーは、トランプは法の適応は受けないとまで示唆をする。
それに対しトランプは自分の裁判相手には法を武器に使う。
これ程自分の身を守るため法の支配を目に余るほど破壊した大統領が
他にいないが、状況を改善する手立てはない。トランプやバーの弾劾を
求めても、上院で多数の共和党が賛成しないだろうから、悲観だけが
残る。つまり、トランプは力を持ち続け、犯罪を犯すように勇気づけられる。
それでは国が犯罪政権に翻弄されると… 】
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06月03日(水)
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