ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7011,閑話小題 〜自粛要請と自粛警察
   * 自粛と要請と自粛ポリス
 「自粛要請」に「不要不急」「ロックダウン」「3密」たる言葉が、この新型
コロナの一連の中で、度々、目に入ってくる。細菌対策には、その経路を断つ
など、3密状態の場に行かないことが求められる。人の行く道さえ… 花の山!
さえ守っていれば、それはそれでが… が、否定されたため、混乱して当然。
世の中の3分2は、こういう「世人」で占められている。
  〜「自粛要請」をネットで検索すると…
<新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言後に、行政による
外出や営業などの自粛要請に応じない個人や商店などに対して、誤った正義感や
嫉妬心、不安感から私的に取り締まりや攻撃を行う一般市民やその行為・風潮を
指す俗語。自粛はあくまで自分の意思で行うべきものであり、他人の行動に干渉
すべきではないにも関わらず、他人を密告したり噂話を広めたりする行為は
日本の第二次世界大戦下の風潮を連想させる。
 外出の自粛、イベント開催の自粛、施設の使用停止等に関する要請の内容は、
特措法や緊急事態宣言の内容等を踏まえ、新型コロナウイルスのまん延を防止
するため、知事が内容を決定する。>
 ――
▼ 現象世界だけ、500m世界だけに生きると、外世界の出来事のイメージが
 湧かなくなる為、 同調圧力のストレスが原因で心理的視野狭窄になりがち。
そこで、異端者を探しだす「自粛ポリス」の刑事役の世人が茂みから這い出て
くる。俗にいう子狐である。 …日本の、この体質を知らない海外からみるに、
パンデミック対策の甘さが指摘されたが、世界で、スエーデン、台湾に次ぐ
ほど、一波を無難に切抜けた。 これはマスク文化と、自粛文化と、島国文化
が成せるワザ。問題は、これから続く2、3波である。

・・・・・・
5184,世間の捨て方 ー@
2015年05月25日(月)
         『世間の捨て方』ひろさちや著
 常日頃から〈『世間』という妄想と、その害毒〉について何度も論じて
きた。それを、この前書きで、そのまま、理路整然と書いてあった。
 20歳で、創業的人生を選択した時から、悪くいえば「自己中心」の生き方に
徹してきた。大部分の人が、何か得体の知れない模範的良い人を求め、他人の
視線を気にして日常を過ごしていた。そんなものは、転勤か、転職をすれば、
何とことはなく過ぎ去っていく事象でしかない。そして、人生の最終になり、
その妄想に気づいて慌てふためく。いや、気づきもしない人が大部分だろう。
そして、やらなかった後悔、出来なかった後悔に涙する。 以前、取上げた、
ある担任の先生が私に吐露をした、「自分には人生が無かった!両親とも教員で、
自分も教員を半ば強制的に歩んできた。定年になった現在も、90歳になっても
健在だが、何事も無い人生ほど詰まらないものはない!」と、かなり強い
初老性鬱病の前段階。一番身近な親たる「世間」の犠牲者である。
  〜まえがき〜より
≪ 「俺はどんな女も口説き落とせる」と豪語する男がいました。ところが
 彼は、ある女性から肘鉄を食らった。「きみも失敗することがあるんだね」
と言う友人に、彼はこう言いました。「なあに、あれは女じゃなかった」
 こういう人を世間では「自己中心」と呼ぶようです。
では、「自己中心」の反対は何でしょうか? わたしは、それは「世間中心」
だと思います。普段、わたしたちは「世間中心」で生きています。
無意識のうちに世間を気にしているのです。世間に気兼ねをしています。
 子どものころから、わたしたちは、
「そんなことをすると、世間の人から笑われますよ」と・・
「世間の人から褒められる人間になりなさい」「立派な人になりなさい」と
教えられてきた。つまり、世間の「期待」に応えることが求められていたのです。
しんどい生き方ですね。よく考えてみてください。世間の「期待」に応えると
いっても、その「期待」が何なのか、あなたに分かっていますか? 
企業が「期待」する模範社員は、おとなしくて、あまり自分の意見を言わず、

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05月25日(月)
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