ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6995,閑話小題 〜現場の生々しい事態
  * 第一ラウンドが終わり
 現時点では、新型コロナの感染から如何に身を守るかがメインテーマだった。
そして、その第二ラウンドに入ろうとしている。 まだ10万円の配布と、休業
保証の支払いあるため、何とか遣り繰りしている状態。しかし休業補償の対象店
も客足が戻るでなし、1〜3割まで減った売上が、2分1〜3分2まで戻ったら良しと
しなくてはならないが、根こそぎの業態変更で対処しないと… それが可能か
どうか? 〜現在、通ってるスポーツジムのケースをみると…
元に戻るに、最低、2〜3年の時間が必要? インストラクターを観ると、
殆どフリーランスのパート。 学生時代、体育会系所属だった子育て中の女子。
9年前の開店時のスタッフは、ヨガの先生がただ一人だけが生き残っているだけ。
私の見立ては、あと二年の存続は5分5分。いやもっと低いか?
客筋ターゲットが、‘フレンドリーで、ジム通いの初心者向け!’会員を如何に
引き留めるか。この辺りの問題は全ての業種に言える。としても、この応用問題
は厳しい。先日のTVで、廃業を決意した事業主が「こころが折れてしまった!」
と無念を滲ませて語っていたが… 何をか言わん。
 ―
   * そして第二ラウンドへ
・小泉内閣や橋本内閣で内閣総理大臣補佐官を務めた岡本行夫氏が、新型コロナ
ウイルスに感染し亡くなっていたにも驚き。大型連休中の高速道路 10キロ以上
の渋滞なし 死亡事故もゼロという。居場所失い路上生活のインタビューも深刻。
雪崩れをうったような失業問題が押し寄せてくる。隠れテーマが、3密を象徴した
都市問題がある。「3密を拡大し、濃密にして合理的にしましょうよ」が、根底
から否定されるのだから、堪ったものではない。 3%人種にとっては、大した
ことはないが… それ以外の97%の平民にとって大問題。アメリカ並みの露骨な
格差問題が、そこに見え隠れする。 数年後の社会の姿は、「3、30,67%」が、
「1、9、90%」に移動する変動現象になるのでは? 何処まで続く…? 
イメージとして20〜30ラウンドでは、いやもっとですか。 
次は世界恐慌? 第三次世界大戦? 細菌対細胞との生き残りをかけた最終決戦?

・・・・・・
6628,読書日記 〜『無知の科学』だってさ! −4
2019年05月09日(木)
      <『知ってるつもり――無知の科学』
        スティーブン スローマン,フィリップ ファーンバック(著)>
    * 知識の錯覚 「私たちは嘘をいきている」
 読むほどに、実は思いの外、私たちは無知であることに気づかされる。
それを学生時代に知り得たため、読書習慣を自らに課してきた。で、この程度。
しかし、情報機器の進化は、人間の脳の能力を遥かに凌ぐようになった現在、
逆に自らの「知っているつもり」を認めて、謙虚にへり下る態度も必要か!

  〜 以下は要約した個所である。
≪ 私たちは驚くほど無知であること、自分で思うより無知であることを
 見てきた。また世界が複雑であること、私たちがみるより、遥かに複雑である
ことを見てきた。ならばなぜ、これほど無知な私たちが世界に圧倒されないか?
知るべきことのほんの一端しか理解してないのに、まっとうな生活を送り、
分ったような口をきき、自らを信じることができるのか。
 それは私たちが「嘘」を生きているからだ。物事の仕組に対する自らの知識を
過大評価をし、本当は知らないくせに、ものごとを理解していると思い込んで、
生活をしていることで、世界の複雑さを無視しているのである。実際にそうで
ないにもかかわらず、自分には何が起きているかわかっている、自分の意見は
知識に裏付けられた正当なものであり、行動は正当な信念に依拠したものである
と自らに言い聞かせる。複雑さを認識できないがゆえに、それに耐えることが
できるのだ。これが知識の錯覚である。 大人になるにつれて、探求を止めて
しまったことが、物事が複雑であることを忘れてしまったことに起因している
のかもしれない。「その先は、実は知っているが…」と、空白をつくるが、

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05月09日(土)
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