ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6994,閑話小題 〜100歳まで生きる気の貴君に
   * 長生きすれば、良いってものじゃない
◉ 去年の秋口から、何かしら急速に老いを感じるようになった。
老いを感じたのは、還暦を過ぎた頃から… さらに年々の老化を意識しだした
のが自宅から長岡駅までの歩き。 10数分で、腰の鈍痛が我慢できないほど。
スポーツジムに週4〜5回も通って、これである。年齢を重ねると「わくわく感、
ドキドキ感」が低くなるというが、映画も、秘・異郷先も、これだけは衰えない。
それと好奇心、感動、感激の心も然り。
 人生の良いとこは、60歳というが、私は75歳のようだ。それも、あと8ヶ月
で終わるが、10年程前から75歳が寿命と公言してきたが、あと5年は生きそう。
我ながら誤算である。 …しかし、その年齢を死期と設定したお陰か、
「より世界を広げ、より深く見てやろう!」と、世界観が変わっていた。
肉体的な老いを感じても、精神まで老いる必要はない。

◉ 21世紀に入って、いや20世紀末から、ソ連邦の崩壊と、情報機器の進化と、
それに伴うネット社会の到来を起因とする社会変動が生じている。 現在は、
「パンデミック」である。まさか、一時的にしろ世界中が国境閉鎖の事態。
これも生きていればこそ経験できる歴史的事態である。
 
◉ 100歳まで生きようとする貴君へ。
・115歳が学者が言っている限界で、一番、長生きだったのが、122歳5ヶ月。
その次が119歳。115歳以上も生きた人は、世界中に50人にも満たない。
世界に76億の人口がいるが、115歳以上は、3人だけ。その内の2人が日本人。
しかし、現時点の100歳以上が7万人も存在するというから、周りは大変だ!
その上に、老化に対する医療も進んでいるため、先々、無制限で長寿社会化が
すすむ。あとは認知症の問題。90歳以上になると、6〜8割が、これになる。
それに寝たきりを考えると、やはり現在の平均年齢が、死に時だろう。
そう思って気楽に生きた方が楽だよ、きっと。 …なるようになる!

・・・・・・
6627,読書日記 〜『無知の科学』だって! −3
2019年05月08日(水)
    <『知ってるつもり――無知の科学』
       スティーブン スローマン, フィリップ ファーンバック(著)>
   * 恐ろしいかな無知
・人生を長く生きてきて振返り思うことは、『無知』の恐ろしさ。それでも、
 何とか切抜けることがことが出来たのは、?? 著者が言いたいことは、
<人類は無知である、ということでなく、人間は自分で思っているより無知で
ある、ということ。私たちは多かれ少なかれ、「知識の錯覚」、実際には僅かな
理解しかしてないのに、物事の仕組を理解しているという錯覚を抱くこと。>
 会社の清算の決断と手順に入った時、幼児の頃から、両親から見聞きしてきた
ことと、そのプロセスから見えてきた差異から見えてきた生々しい現実。

・8年前になるが、新潟駅前の5つの物件が、一年以内で売却先が決まり清算が
 終了したが、これは奇跡中の奇跡。先日のモーニングショーで鬼怒川温泉の
倒産、放置されたままの3棟の廃墟ホテルの実態をレポートしていた。経営者は
夜逃げ、その後の処分が出来ないまま放置。私の最悪の事態の想定が、これ?

・当然のことだが、多くは、自分が実際には何も知らないということを知らない。
我々が話す殆どは、抽象的知識に頼って、それを、勝手に繋ぎ合わせているに
すぎない。社会の大部分は、錯覚した知識の中で生きているのが現実である。
性欲過剰?の恋愛感情をみれば、知識と情感に置換えてみると解りやすい。
刷り込まれた思い込みを互いに重ねて熱でブレてしまうが、熱から覚めれば、
「誤解から理解」になり、ハイ、さようなら! 殆どのことは、わかっている
という感覚に過ぎない。
 ―
   * 思考の目的は何か?
 思考の目的は、「行動」であると… 特定の状況に応じた行動を選ぶための
最適なツールは、情報処理をする知的能力である。そこで記憶が過去の最適な
因果関係を直感し、因果関係を察知する思考が出てくる。この能力がありながら

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05月08日(金)
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