ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[393220hit]

■4848、「事業人生を決心して45年」の語り直しー20
    * 衣料品の季節物は投機商品
 秋物の後は、冬物、春物、夏物と一日一日が全く新しい経験。新シーズンの商品に出会うのは、一周りする一年間は、
何もかも初めて。セーターを例にとると、その素材はウール100%とアクリルがあり、その混毛もある。その裏を見ると、
生産メーカーや、素材などが表示してあることすら知らない。それを地元問屋の専務から一つずつ教授して貰う日々。
ひたすら、その場、その場で憶えていくしかない。しかし、過去の勤務先では、毎日が、高速配転という名の現場教育で、
連日が未知との出合いは経験済み。キャリアとは、各部所への配転で、多くの仕事をこなした職歴を持った総合職。 
仕事を身体で憶えるには、現場配転しかない。20歳の頃、「父のような創業者を目指す」と決意したとき、それは、
新規事業を立上げるキャリアを身につけるため、留まることない自己配転の人生を選択したことで、常に、その圧を
自分にかけ続けることになった。 新潟駅前のビジネスホテル事業シリーズが、この結果に終わったのは、10年目か、
少なくとも15年目で、その事業から身を引くか、違う事業に転身出しなかったため! その善し悪しは別として、創業を
繰返す人生を、社会の出発点の構想が、ここでブレていた。 雪国の壁の中、茹で蛙になってしまい、バブル崩壊と
ネット社会の到来がもたらす激変を読めなかった。 「まさか、ここまでの激変が?」では、事業者は許されない!こと。
最後の結果は、時代の激変だけが原因でなく、私の時代感覚の鈍さであり、「元は私、そのまま、結構」と、諦めがつく。
 話は戻る。現場に飛び込んでみて、季節物衣料が投機商品ということを、直ぐに思い知った。一年を、春夏秋冬に分け、
それぞれを、導入、最盛、見切り期に、1ヶ月に分ける。とすると、季節ものは月単位の、思いきった判断が求められる。
それが商品毎に違うため、年中、切った、貼ったの、投機商品の只中に身を置くことになる。ヤクザなら「切った(殺傷)、
張った(博打)」。衣料品なら、正札の「切った(値下)、はった(正札上に値下値を貼ると、売れ筋に商品を集中)」
になる。これには、経験と、直感と、場数が必要になる。義兄にすれば、私が、出来よう筈がないと確信するのも分かる。
しかし幸運も重なり、店として一シーズンを大当てをすると、その勢いが次に続く。 逆に外れると、逆回転をする。
これに、エネルギーが加味され、結果がそのまま露呈する。生まれ育った10年間の生活環境と、創業を決意しての
10年間の自己配転の全てが、極限の中で、プラスに働いていた。
・・・・・・
4481, 静かなる大恐慌 ー1
2013年06月23日(日)
          「静かなる大恐慌 」柴山 桂太 (著)
 リーマンショック以降、現在も静かに大恐慌は続いていると何度も述べているが、マスコミはテーマにしない。
タブーかどうか分からないが? 地方もあってか周囲の状況は惨憺たるもの。私の年代がリタイアの時節もあるが、
私を含めて過半数以上が直撃を受けている。ただ、あまり表立って話題にしないというより、明日は我身で黙るしかない。
 その現状そのままを、ズバリ書いてある本があった。100年近く前の恐慌と二つの世界大戦を、現在の状況と重ね合わせ、
世界も日本も、静かだが既に世界恐慌に入っていると分析している。
   ー まずは、プロローグより ー
《 世界は「静かなる大恐慌」に突入した。危機的なのは経済だけではない。
 国際政治は一九二九年の世界大恐慌をはさんだ、ふたつの世界大戦の時代と同じコースを歩み始めた。
グローバル化が必然的に招く、社会の不安定化と経済の脆弱化。それによって国内でも世代間、産業間、都市対地方
などの対立が激化している。この不安定性に耐えうるシステムは、通説とは逆に「大きな政府」の復活しかない。
この歴史の趨勢に我々は逆らうことができないのだ。グローバル化の行きづまり、そして「脱グローバル化」への
急反転というショックを日本はいかに生き抜くかを問うている。》
  ーその幾つかを抜粋してみたー

[5]続きを読む

06月23日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る