ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4830,「事業人生を決心して45年」の語り直しー8
* 「語り直し」を始めて驚いたことは
3年前の結末で、オセロゲームの駒が、白から黒に変わったと思い込んでいた。ところが、変わったのは
細部の記憶が次々と最近のことのように思い出すこと。嫌な出来事と思っていた中に、自分自身の姿が垣間みる
ことが出来ることだ。むしろ、不遇の渦中こそ、人生の醍醐味がある。ただ、気づくか気づかないかである。
不遇であればあるほど、周囲の人に親切になる。だから、多くの邂逅が生まれ、味のある日々になっている。
成るほど、人生は面白いものである。生きてきた課程で、日々、世界が変化している。そして、自分自身も、大きく
変化している。特に、20歳代の変化は激しく、留まることはない。金沢にいた頃の会社は、最後は吸収合併をされて、
今は、何一つ残ってない。あるのは、抽象画のような記憶だけ。しかし、これが自分の基礎に大きく根を張っている。
金沢に来たのだからと、能登一周の観光バスで一日一人旅をしたり、同僚との東尋坊へのドライブに行ったり、
早朝の金沢港でのキス釣とか、金沢駅前の居酒屋で騒いだりとか、入社前の研修での永平寺の座禅とか・・・
ところで、東尋坊は北陸随一の景勝であり、自殺の名所としても知られている。同僚から聞いたのが、自殺者の
霊が管理事務所に尋ねて来たとか、断崖から下を見たところ、多くの手が伸びてきたとかは日常茶飯事という。
せっかくの金沢なら、茶道でもと思いたち、同僚の女性の紹介で、寮の近くの家に習いにいっていた。異様な緊張感が
漂う中、来ている女性は、なかなかの若い美人ばかり。週の火・木曜日の週二回のどちらかに行くが、これが心落ち着く。
それぞれの日で、来ている人が違うが、そこでの美人を見るのが楽しみになっていた。ただ、それだけだが、金沢を急遽、
去るにあたって、その事情を師匠に話すと、「ところで結婚相手が決まっているの?」と聞いてきた。
「職場の女性以外に、チャンスもないし、同僚は付合わない主義で・・」と答えると、「どっちの娘がいいの?」と!
結婚相手など微塵だに考えてなかったので、「別に!」と答えたが、悪くはないが今さら時間が無い。
考えてみたら金沢での伴侶の選定も考えられた。 浅く広い、いちゃつきレベルでは、多くの思い出はある。
一番、惨めで、嫌なことばかりの日々の中にこそ、多くの心の痕跡がある。それが青春ということか。
人生は多くの出来事と、その記憶の重なりで出来ていて、「自分」は、その蓄積そのもの。
そうこう振返ると、創業準備期間の15年の方が、創業以降の30年より、遥かにエネルギーが入っていたことになる。
結果が、どうであれ、野心を持って、ひたすら日々を過ごしていた20歳代が、人生の醍醐味があったようだ。
結果としてみて、20歳代は、非常に合理的配転を自らしていたことになる。今だから言えるが、面白い日々だった。
・・・・・・
4463, 余命半年 −1
2013年06月05日(水)
「余命半年 満ち足りた人生の終わり方」大津 秀一著
老いるにも準備が必要であるが、死ぬことにも準備が必要のようだ。「あと余命半年」と悟った時に何をするか?
その時には、苦悩と苦痛が頭を占めて殆ど何もできない。あと半年と悟った時、「準備をしてきて良かった」と言えるよう、
普段から一歩ずつ足を踏みしめて生きなければならない。それにしても、それほど遠くない未来に、余命半年+−数ヶ月の
余命を宣言されるか、自分で悟る時がくる。これが脳溢血、心不全、交通事故など瞬間死の数倍の確率というのが現実である。
その瞬間から悟りすまして生きるなど、無理。それまで積み重ねた知識と経験と覚悟を持って、心を平静に保つしかない。
ーまずは、「はじめに」より抜粋---- (要約でもある)
≪ 「あなたの余命は半年です」突然そう宣告されたら、あなたはどうするだろうか?
とりあえず遺産をどうするか、そこから手をつけるだろうか。
あるいは、かねてより行きたいと思っていた海外の国に旅行に出かけるだろうか。
いずれにせよ、ぼやぼやしていたらあっという間に半年など過ぎてしまうだろう。
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06月05日(木)
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