ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4816,尊厳死は必要か ー2
    ◆ 深く悩み納得するのが先 ―②   <映画監督・周防正行>  ー朝日新聞 オピニオン〜耕論ーより
 尊厳死を一律認めてない法律は改正し、ファジーの部分を持たせるのは当然である。私たちの老後に待っているのは、
男性ー介護9年、寝たきり6年の厳然たる近い将来。寝たきりの老後の心配のため、老後資金の準備も、オカシな話。
尊厳死したくても出来ない当人は、弱者の最たる者。それを解放してやるのが残された者の役割である。ー抜粋の続きー
《 法って、社会秩序を維持するためのものですが、私たちはいちいち、法律を考えて行動はしません。
「人としてどうあるべきか」という倫理によって動きます。
 一方で法律ができると、要件がそろったから、と深く考えずにスパッと物事が決まってしまう恐れがある。
治療をやめる結論が簡単に得られ、議論の質も量も薄まってしまう。極めて個人的な「死」についての考えが、
法律に引っ張られる怖さもあります。だから医療に司法は介入しないほうがいいと思うようになりました。
 法律ができたら争いはなくなるんですかね? これとこれを満たしているから、絶対罪に問われませんと進めても、
患者の家族から「おかしかったのでは」と問われることは、出てくると思います。逆に、この患者にとって何が
ベストなのかを話し合うことができれば、法律に頼らないですむ。
 尊厳死法案に障害者の団体が反対していると聞きます。「受けたい治療が受けられず、切り捨てられるんじゃないか」
といった不安の声に耳を傾け、その思いを反映させないといけない。そういう声をきちんと聞けない社会は、良い社会とは
言えないでしょう。 一方で多くの人は、死の迎え方について、深くは話し合っていないですよね。
僕も「無理な治療はやらないでいい」と妻には言ったつもりでいたんです。ある会見で「彼女はわかっていると思います」
と言うと 彼女は「えっ。聞いてない」と言い、周囲は大爆笑。 「そっか。やっぱり文書にしないとだめなんだな」と
思いましたね。でも今も、文書は書けていません。
 彼女がそうなったらどうするか。追い詰められないとわからないですが、お医者さんとやりとりをして、彼女に
ふさわしい治療や死の迎え方を一生懸命考えて決断する。そうするしかないですよね。(聞き手・辻外記子)》
 ▼ 尊厳死については、色いろな著書の中で、取上げているが、病院にとって、一番の利益の元になるため、
  変えられない事情もある。考えてみれば、当り前のことが、利益のために歪められている、それも人間の
 死に対して、この有様とは、酷いもの。深く悩み納得するのが先というが、何がベストかを早そうしてやるのが
 ベストになる。 全く、恐ろしい限りである。 偶然だったが、その前段階の以下の「老いと鬱屈」も、である。
・・・・・・
4449, 老いと鬱屈
2013年05月22日(水)                 
   * 不快や苦悩は体内に蓄積される      「老いへの不安」春日武彦著
 一線を退き第二の人生に入り、腰を据えて周囲をみると老人の鬱屈した姿が目につく。どうも老人の真の姿は鬱屈に
あるような気さえしてくる。そして、合せ鏡で自分の鬱屈も垣間見ることになる。不快や苦しい事象は体内に蓄積した結果、
鬱屈してしまうようだ。締りが無くなるのは肉体だけでなく、精神にも出てくる。それが社会的な縛りも無くなるため、
長年蓄積された砒素などの毒素が心の奥に蓄積されて、愚痴の塊の老醜が身体全体から出てくる。
 ーその辺りを精神医の著者が、明快に説いている
≪ 老いることは、人生経験を積むことによって「ちょっとやそっとでは動じない」人間になっていくこととは違う。
 難儀なこと、つまり欝陶しかったり、面倒だったり、厄介だったり、気を滅入らせたり、鼻白む気分にさせたりするような
ことへの免疫を獲得していく過程ではないのか。難儀なことを解決するのか、避けるのか、無視するのか、笑い飛ばすのか、
それは人によって違うだろうが、とにかく次第にうろたえなくなり頼もしくなっていくことこそが、老いの喜ばしい側面では

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05月22日(木)
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