ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4814,Quirt <内向型人間の時代> ー3
                     <内向型人間の時代> スーザン・ケイン著
    * ‘誰からも好かれる人’の興盛
 毎日が淡々として、読書、スポーツ、TV鑑賞、ブログとパソコンに明け暮れる日々。ますます内向的人間になっている。 
私の年齢と、時代が、そうさせているという実感がある。 一般的に、外交的人間の評価が高いが、実際に生きる上で、
内向的か、外交的が良いのかは、その人自身の問題になる。誰からも好かれるタイプは、時代によって大きく変わってくる。
 特に、情報化の現在、何が外交的か、内向的かの根本から定義を変えなければならない。 ーその辺りからー
《 社会学者のウィリアム・ホワイトは1956年のベストセラ「組織のなかの人間」で、親や教師がどのようにして内気な
 子供を矯正しようとしたかについて述べている。「ジョニーは学校にうまくなじめません。 担任の先生が言うには、
勉強のほうはまあまあなのに、社交性の面がはかばかしくないとのことです。友達はひとりか二人だけで、どちらかといえば
ひとりでいるのが好きだそうです」 ある母親がホワイトにそう話した。そうした教師の干渉を親は歓迎するとホワイトは書いた。
「少数の変わった親を別にすれば、たいていの親は学佼が子供の内向酌な傾向など偏挟な異常を直そうとすることを歓迎している」
親がそういう価値観を持つのは、思いやりがないせいでも鈍感なせいでもなかった、たんにわが子に「現実の世界」と向き合う
準備をさせようとしただけだ。成長して大学に入った職に就けば、わが子は集団のなかで上手に立ちまわらなければならない。
大学の入試担当官が求めているのは、特別な学生ではなく、外向的な学生だった。1940年代後半に、ハーバード大学の
ポール・バック学長は「繊細で神経質」や「頭でっかちな」学生よりも「健康的で外向的な」学生を入学させるべきだと言明した。
1950年には、エール大学のアルフレッド・ウィットニー・グリスウォルド総長が、理想のエール大生は「しかめ面の専門家ではなく、
円満な人間だ」とした。さらに、ホワイトがある学長から聞いた話は印象的だ。「学生たちの推薦状を読んでいると、大学が何を
望んでいるかだけでなく、四年後に企業の採用担当者が何を望むかまで考慮するのが常識になっているのを感じると総長は語った。
『外向的で活動的なタイプ』が好まれるそうだ。『つまり理想的なのは、平均してして八十から八五点の成績を取り、課外活動に
熱心な学生である。』『抜群の成績』でも性格が内向的な学生はあまりこのまれないという。
 この学長は20世紀半ばの理想的な従業員は沈思黙考ではなく、セールスマン的な性格を持った外交型であることを適確に
把握していたわけだ。・・・ 要するに、科学者の仕事は研究するだけでなく、販売を手助けすることでもあり、相手に
調子を合わせる態度が必要になってくるというわけだ。》
 ▼ 地方から上京してきて、都会育ちの洗練された外交的人たちを知った時の驚きは、はかり知れないものだった。
 暇さえあれば、的確な間合いで、ダジャレを言い、笑いを取る。それに比べ、地方出身者は言葉が重く、無口な人が多い。
 ジョーク、ダジャレで、その場を明るく和やかにするセンスはゼロ。更に内向的になっていくか、身につけるか分かれる。
  私の場合、まずカーネギーの『人に好かれる六原則』の一つずつを身につけるしかなかった。
1、相手に誠実な関心を寄せる。2、笑顔を忘れず前向きに。3、名前を覚え、意識して名前を呼ぶようにする。
4、聞き手に回り、聞き上手になる。5、自分ではなく相手の関心を話題にする。6、その人を心から大切に思う気持を伝える。
これを半年〜一年かかって身につけた結果、多くの友人に囲まれるようになった。 しかし、仮面に嫌気をさして、直ぐ
止めてしまった。何故、自分を偽るのだろう、相手中心の話題ばかりで、自分を抑えなくてはならないのか!と。
人付き合いが良くなった反面、自分を抑えすぎて、日々、息苦しくなっていた。その後、所属した武澤ゼミの影響もあった。
・・・・・・
2013年05月20日(月)
4447, 早朝座禅 −

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05月20日(火)
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