ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4796,閑話小題 ー倒産よもやま話 〜④
* 何かが変?なのは、自分? それとも巷の常識?
先日取り上げた【「道徳」を疑え!〜自分の頭で考えるための哲学講義ー小川仁志著】の中で、イギリスの哲学者
フランシス・ベーコンの「イドラ(本当のことを隠してしまう臆見)を取り上げていた。
彼によると、人間には四つのイドラがあるという。
《・一目は「種族のイドラ」です。これは人間という種族に固有のイドラで、感情や感覚によって知性が惑わされることに
よって生じる。人間は自分が主張する立場に箇執し、その点からしか物事を判断できない。
・二つ目は「洞窟のイドラ」。あたかも狭い洞窟に考えが入り込んでしまったかのように、個人の狭い事情により
生じる思い込み。その人の受けた教育、影警を与えた人物、読んだ本などが原因で、狭い考えに入り込んでしまう。
・三つ目は、「市場のイドラ」です。これは言語によって生じる思い込みです。あたかも市場で聞いたうわさ話を信じて
しまうがごとく、人は言葉のもつ力に弱いものです。いまは市場より、インターネット上に氾濫する言説が原因になる?
・四つ目は「劇場のイドラ」です。それぞれの都合の良い物語を疑おうとしないで信じてしまうことをいう。》
:この結果、世間とかいう、ほぼ嘘で固められた常識を疑うことなく信じる九割以上の人達がつくられ、現に存在する。
この方々は、殆どのイドラが全存在。 覆い隠されている真実の世界の存在など想像すら出来ないため、厄介そのもの。
彼らには、「嘘もほどほどにしろ」より、「本当のことは、ほどほどに」と、対応するしかない。何故なら、本当の
ことは、イドラの世界からは見ることが出来ないから。本来、人間は共同幻想の中にしか生きることが出来ない存在。
とすると、変なのは社会と、その中で生きる、私たち(個々人)になる。問題は、それを常に自覚できるかどうかが、
境目になる。 リーマンショックから、一段と世の中が変になっている。ところが何故か、それを覆い隠している何か、
恐ろしい力。それが何だろう?「世界恐慌は静かに浸透しているが、誰も声高に言わない。いや、言えない」のだろう。
石ころの大小を言っている自分も、その中の砂利でしかない。結論は、「私も、一般常識とも、変!」 ということ。
・・・・・・
4429, 「死ぬのが怖い」とはどういうことか
2013年05月02日(木)
* 死の恐怖を克服する七つの登山道とは ー「死ぬのが怖い」とはどういうことかー 前野 隆司著
人生で最大の難関が最期の死。ここには、死の恐怖を克服する著者の椎奨の七つの登山道が書かれている。
スッと、眠るように死にたいが、そうは簡単にいかない。 長生きすれば「死に損ない」と言われそうだし、癌で、あと一年、
数ヶ月と区切られ悶々と死んでいくのも厳しい。現に父親が、そうであった。一年間、傍にいたので、それが直に伝わってきた。
砂漠の真只中に置かれたような生の渇望の乾きは残酷である。実際に、その立場に置かれて経験しないと分からないこと。
死の恐怖の克服法は知らないより、知っていた方が遥かによい。生への渇望の克服など無理といえば無理。肉体的に精神的にも、
のたうちまわって死んでいくしかないのが実態。だから恐れる。著者が死への登山道という表現は言い得て妙である。
ーまずは、7つのルートとはー
ルート1 心が幻想だと理解する道(脳科学の道)
ルート2 すぐ死ぬこととあとで死ぬことの違いを考える道(時間的俯瞰思考の道)
ルート3 自分の小ささを客観視する道(客観的スケール思考の道)
ルート4 主観時間は幻想だと理解する道(主観的スケール思考の道)
ルート5 自己とは定義の結果だと理解する道(自他非分離の道)
ルート6 幸福学研究からのアプローチ(幸福学の道)
ルート7 リラクゼーションと東洋思想からのアプローチ(思想の道)
▼ 次回から、それぞれのルートの要点を書き出してみるが、最近読んだ、「宇宙は本当にひとつなのか」と、
「宇宙は何でできているいるのか」(村山斉著)を読んで、この宇宙の他に、10の500乗の宇宙が存在している
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05月02日(金)
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