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堀井On-Line
by horii86
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■4776,閑話小題 ー痴呆症を持った家族の物語
   * サクラサク ー昨日みたシネマ
 ストーリーは、《 大手家電メーカーに勤める大崎俊介は、部下からの信頼も厚く、将来を嘱望される会社員だ。
重役への出世も目前で、生活は順風満帆なように思えた。しかし、気付けばその家庭は多くの問題を抱えていた。
妻・昭子との関係は冷え切り、息子の大介は大学受験に失敗してからはアルバイトを転々とし帰宅後も部屋に閉じこもる。
娘・咲子は高校生だが毎晩帰りが遅く、俊介の忠告も聞かず何を考えているかわからない。周りを見つめるきっかけは、
父・俊太郎が老人性認知症を患ったことだった。大雨の夜、俊太郎は徘徊しているところを警察に保護され、この日を境に
おかしな行動が増えていく。苦しむ俊太郎を見ても家族は見て見ぬふりで、一切助けようとはしなかった。薄情な家族に
俊介は大きく失望し、孤独な父を守ろうと奮闘する。しかし実は、息子が人知れず俊太郎を介護していたことを知り…》
 ▼ 40歳半ばから50歳までの5年半の間、母親の認知症と付き合った。映画は息子と娘、私の場合は、息子2人と、
  少し状況は違うが、家内も同じ年頃。 家庭内や、4人の実姉達との関係は崩壊寸前。他にも大きな問題を抱えていて、
 人生の大きは危機の時期であった。実の母親のシモの失敗の始末は、なかなか出来るものでないが、思わぬことが起きた。
 長男がみかねて、率先して面倒をみてくれるようになっていた。しかし次男は、素知らぬふり。ところが、その長男が
 進学で上京をしたと同時に、自分の順番とばかりに、負けないぐらいに世話をするようになった。それぞれの立場があった
 のである。それにしても一番だらしないのが自分。それでも毎日の早朝、車で20数分先にある、長岡ニュータウンの
 散歩道で三十分の間、神秘的時間を過ごしていた。 この映画のストーリーはハッピーエンドだったが、実態は、
 そう甘くはない。経験者にとっては、物足りない感が残るのでは? 現在、非力な自分への後悔の念が残っている。 
 その時は無我夢中だったが、よくぞ家族で乗越えたものと改めて、家内と子供に感謝の念が湧いている。そして今度は
 自分の順番が、さほど長くない先に控えている! やはり死ぬべき時に死ぬが良い!それまで一日一日を味わい尽くす
 しかない。母親は下の失敗は最小で済んでいたが、呆けてもプライドが、そうさせていた。御陰で、この5年半の経験が
 バネになって、50歳代の10年間で20年〜30年分の人生を燃焼することが出来たようだ!      映画評ー85点
・・・・・・
4409,隠居大学ーよく遊びよく遊べ −7
2013年04月12日(金)
       第六時限 「遊行の旅に出よう」  ー「隠居大学」天野祐吉、お相手 安野光雅
    * いのち短し恋せよ 人生は! 
 御隠居には自由気ままで何事も楽しめる特権がある。桜は咲き誇った時だけでなく、桜絨毯にも何ともいえない美しさがある。
散った花も花である。人生は二度なし、その時どき、すべきことをしておくべき。しない後悔より、してみた後悔がよい。
「いのち短し恋せよ 人生」である。今でも遅くない、自分のバイアスに気づき取り払うこと。それが、御隠居の残された最後の
お勤めになる。今までの枠を超え楽しまなくては、長生きの甲斐がない。どちらにしても先は長くはないのだから。
≪ 天野: 落葉の風情なんてまるで意味のないものと思われていますよね。
 安野: あのね、わたしの家の近くには桜並木があって、春には窓から花見ができる借景なんです。
  この前、ある人が近所に引っ越してきて、その人も最初はキレイな桜を見て「素晴らしい、素晴らしい」って喜んでいたの。
 ところが、秋になって落ち葉が家に入ってくるようになうたら、こりゃ住めたもんじゃないっていって、引っ越しちゃった。
 花も落葉もあるいいところなのに。落葉は風が吹くと竜巻ぎみたいになって、クルクル回ったりしてね、いいなって思うんだけど。
天野: 落葉のそういう風情を楽しむのは、遊び心の一つなんですよね。機能的なことだげ考えたら、そんなのないほうがいいって

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04月12日(土)
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