ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4771,ぼんやりの時間 ー4
「ぼんやりの時間」辰濃 和男 (著)
* 「ぼんやり」と響き合う一文字 ー@
響き合う一文字で、言葉の意味を考える方法もあるのだ。そして、以下の5文字がよい。
その最初が闇とは・・ 闇は人を思索の世界に誘う。「ぼんやり」とは、闇の世界で迷子になっている状態なのか。
その5文字は
1、「闇」―蛍と星とダークマター
2、「独」―独りでいること
3、「閑」―逆茂木に囲まれて
4、「怠」―「1日4時間労働」の夢
5、「懶」―心の余白 である。
☆ まずは「闇」から
《 消えてはまた光って飛びつづけている。お前さんは、眠るのを忘れてしまったのか、恋人が見つけられず、そうやって
ふらふらしていたのか、いつまで舞いつづけるつもりなのか、とらちもないことを思って見守っているうちに、蛍の光は
ふっと消えた。力を出し尽くしてくたびれてしまったのかもしれないし、劇的なめぐりあいがあったのかもしれない・・・
崖の上に何本かの椎の木が闇につつまれている。その梢の間に光るものがあり、一瞬、それもまた蛍かと思ったが、星だった。
蛍の光とは違って、星の光はずっと小さく、冷たい感じだった。 夜空の闇の広さを見ながら、宇宙ではやはり闇が主役なのだ
という思いがわいた。ごく感覚的にいえば、銀河の壮麗さは、澄みきった大気に包まれた闇があってはじめて私たちの視界に
入るのだろうし、月を見る楽しさも透明な闇の濃さに左右されるはずだ。花火の豪華けん麗さをひきたてるのも真の闇で、
真の闇を失えぱ、花火はいくら塀を競っても人をひきつけない。蛍だって、闇があるからこそ光を放つことの意味が出てくる。
夜の景色の基調は、なんといっても闇なのだ。 ・・ いや、本音をいえば、私は光より闇、陽より陰、実よりも虚、
緊より緩、作為より無為、色よりも空などが、よほど、この世の仕組みをつくっているのに大切な役割を果たしているはずと
思っている。・・・ 》
▼ ここで、宇宙を支配しているダークマター、ダークエネルギーを引合にだし、宇宙を本当の主役は暗黒物質とその
エネルギーとして、考えると闇の大切が、人生論で「ぼんやりのたいせつさが」が、重なりみえてくる。そうである、
もっともっとボ〜っとするべきである。
・・・・・・
4404, 隠居大学ーよく遊びよく遊べ −4
2013年04月07日(日)
* 第三時限 いい加減にしなさい ー「隠居大学」天野祐吉、お相手 赤瀬川原平
「遠き日は 年とるごとに 近くなり」 という句があるが、最近、特に感じているのは私だけでないだろう。
御隠居は日々この感慨を持ちながら人生を振りかえ鳥瞰し、残された一日一日を噛み締め味わう楽しみがある。
隠居生活は娑婆(雑多な日常)から隠れることであって、人生からの御隠れではない。起承転結の「転結」を
「転々」に変え、転がりながら最期を迎えること。 それもこれも、どうでもよいこと! ーその辺りを抜粋ー
≪ 天野: 力を抜いて自分をコントロールする上で、老人力は非常に重要な要素じゃないですか。
前回のゲストの外山滋比古さんは、忘れるということがいかに重要かという話をしてくれたんです。
第二の人生で定年まで、一生懸命詰め込んだような知識は、第二の人生で自由に生きるというときには
何の役にも立たない。そんなものは、思いっきりきれいに忘れてしまったほうがいい、というふうに。
赤瀬川: いらないものを捨てたら、キャパが広がりますしね。
天野: そう。頭の容積は決まっているわけだから、サラ地にして、新しい作物をつくりましょうという話をしていただいてね。
そのときにも赤瀬川さんの『老人力』のお話を思い出していたんです。老人は忘れっぽいということで世の中はいけないことの
ように思っているけれど、そうではないんだと。たとえば、若い人は失恋なんかしたら大変で、その苦しみや悲しみを忘れる
ことができなくていつまでもメソメソ悩む。でも老人は「忘却力」を身につけているから、すぐに忘れてしまうことができる。
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04月07日(月)
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