ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4770,ぼんやりの時間 ー3
                      「ぼんやりの時間」辰濃 和男 (著) 
    * ぼんやりと過ごすために ―その時間と空間
 ー次の問いかけ、ー「むだな時間」はむだか?ーの問いが考えさせられる。 
   まずはーアマゾンのレビューよりー
《 ミヒャエル・エンデの傑作「モモ」の主人公は「ぼんやりしている時間」を大切にする少女だ。・・・
 エンデのその作品は、時間泥棒の「灰色の紳士たち」が、人々から「時間」を奪っていく物語だ。
むだだと思われる時間を奪われた人々の暮らしはどうなるか。それが「モモ」の主題だ。ぼやーっとしている時間は
それこそ、むだそのものだ。効率至上主義者はそう言うだろう。むだな時間を幾ら重ねても何の稼ぎにもならない。
 灰色の紳士たち、つまり時間泥棒たちは、人々の心に忍び込んでは「むだな時間」を節約し、その分を『時間貯蓄銀行』
に預けなさい」と誘う。銀行に預けられた時間は、すべて灰色の紳士たちが生存するために使われてしまう。
いわば詐欺そのものなのだが、人々は詐欺とは気がつかず、せっせとむだな時間を削っては、その分、自分たちの生活を
貧しくしてゆく。モモは何処からかふらりとその地にやってきた少女だった。土地の人たちの好意で、古い円形劇場跡の
一角に住まわせてもらう。少女は、夜空を眺め、夜空の発する「荘厳なしずけさ」をひたすら聴くのが好きだった。
モモにとっては、このぼんやりの時間はけしてむだな時間ではない。宇宙の静寂の中で時を過ごすと言うのは、
モモがモモらしく生きるための、大切な時間だった。夜空を眺める時間を持つことで、モモは「荘厳なしずけさ」
を感ずることが出来たし、何よりもそういう時間を持つことで、曇りのない目を持つことが出来、灰色の紳士たちの
インチキを見破ることが出来るのだった。かなしいことに、私たち現代人は、夜空をしみじみと仰ぐ習性からしだいに
遠ざかっている。利潤、効率、管理、豪華さ、スピードとか、そういうものを生活の拠所とする人々が増え、夜空を
眺めるなんて無駄なことだ、と思う人が増えてきた。しかし、そのむだは本当にむだなことなのか。そういうむだが
あるからこそ、生活はむしろ、ゆたかなものになっているのではないかとエンデは問いかける。》
▼ 「モモ」の時間が、何か日本人の預金のように感じられる。それを狙った偽札が、米国と日本の国債の紙切れ。
 国内に不安を押し付け、さほど多くない収入から、年金をかけさせ、預金をさせ、それと国債を交換するシステム。
その国債の価値の上げ下げの決定権も当然、彼らが持っている。金融工学などの言葉は詐欺工学と言い換えてよい。
おちおちしていると、全てを失ってしまう。豊かさには、お金など資産と、知識と、品性と、時間などがある。
その中で、一番に大事なことが、それぞれ平等に与えられた時間である。だから、ぼんやりすべきか?、ぼんやり
してないで、有効に使うか? その人により違ってくる。ぼんやりの時間は、自然瞑想に近い心の状態ではないか。
『よく働き、よく学び、よく遊べ、しかし時どき、ボ〜ッとした時間を持って、それを味わいなさい!』ということ。
・・・・・・
4403, 隠居大学ーよく遊びよく遊べ −3
2013年04月06日(土)
           『 隠居大学ーよく遊びよく遊べ 』 天野祐吉、お相手
   * 第二時限 「ゆっくり急げ」 外山滋比古講師
      ー人生二毛作の進めー
  二期作と二毛作の違い、「二毛作は、ひとつの耕地で、一年で種類のちがう作物を二度栽培すること。
 二期作は同じ作物を二度栽培をすること。人生においては、二毛作をすべし!」と、「ゆっくり急げ」が御隠居の要。
 そのために、これまた長年かけた準備が必要になる。土壌は今さら変えることは無理。ならば移住するか、その土壌に
 合った新しい作物を長年かけて用意しておかなければならない。  ーその辺りを抜粋するー
≪ 外山:わたしもそうですが、長いこと組織の従業員をやってきたサラリーマンの場合はですね、それまでの価値観を、

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04月06日(日)
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