ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4755,そんなに長生きしたいですか ー7
『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
* 早いーうまいー安いー
現状の終末医療の現状を知れば知るほど、恐ろしくなる。以下の内容が現実である。
《 ある医療講演会で、こんな話を聞きました。「早い!うまい!安い!」という看板のスライドを見せて、これはある
牛丼屋の宣伝文句ですが、うしろに「治療」という言葉をつけると、そのまま病院のキャッチフレーズになるというのです。
たしかに、早い治療、うまい(上手い)治療、安い治療は患者にとって最良のもの。講演者はさらに続けて言いました。
「『治療』の代わりに、「死」という言葉をつければ、今度は理想の末期医療になります」
早い死、うまい死、安い死というわけです。なるほど、うまいことを言うなと、私は感心しました。・・・
その発想だけでは現実は立ち行かない。患者はほとんど見込みがなくても治療を求める、医師は治療すればするだけ儲かる、
この状況では、医療費が膨大になって当然です。そろそろ冷静になって、現実をしっかり受け止め、無駄な延命治療から
死を支える医療に転換すべきではないでしょうか。
死を支える医療は、よけいな治療をしません。医療費が安くなれば、患者側も自己負担が少なくてすむし、国民の医療費も
削減されます。これで困るのは、無駄な治療で収入を得ている医師だけでしょう。早い死というのは、患者を見捨てることで
ありません。苦しむ時間を短くするという意味です。病気や老いと闘いながら、精いっぱい生きてきた人も、死が近づくと
どうしても衰弱します。食事や排泄などが自力でできなくなり、これ以上生きることの意味が見出せなくなってしまいます。
それを理想主義的な励ましで無理にがんばらせたり、延命治療で長引かせるのは残酷なことです。死は自然の成行きですから、
どこまでも抵抗するのは不毛です。極論かもしれませんが、死が避けられない状態になってから、少しでも長くとあがくのは、
手遅れだと私は思います。そうなる前に時間は十分あったはずです。・・・ 》
▼「終末期医療費が全老人医療費の2割を占める!とか、国民一人が一生に使う医療費の半分が、死の直前の二ヶ月に
使われる!」という報告があるという。だから、医療側からすると、可能な限り生かしておいて方が良いことになる。
生かしておいて拷問の苦しみを与え、その治療費を膨大に絞るとる末恐ろしい現実が、そこにある。末期ガンは、どのみち
助からない。だったら死をサポートする医療があるべきである。これでは入院前に、青酸カリか、致死量の睡眠薬を準備を
しておくべきと、考えてしまう。そう簡単には、死ねないのである。 良くも悪しくも死ぬまでは生きている。死ぬのは
挫折でも、何でもない。目出度いことなに、何で延命をするのか、それが利益のためなら、犯罪的システムではないか。
・・・・・・
4388, 「うつ」かもしれない ー3
2013年03月22日(金)
* ウツの治療 ー「うつ」かもしれない ー死に至る病とどう闘うか 〜磯部潮著
ウツ症とウツ病の境は、日常生活に支障をきたすかどうか、軽症か重症かは、「死にたくなる度合い」がが目安という。
逆にいえば、それだけ苦しいのである。 身近にも自死した人が何人かいる。共通しているのは、真面目で、几帳面、感情は
表に出さず、周りの人を思いやる心優しさがある。また、考えに弾力性がなく、自分一人に固まっている。 こういう人が
暴発すると秋葉原の無差別殺人のようになる。私がウツ病に何で興味があるかというと、人間の原点が、見え隠れするかである。
人生は生易しくはない。要は難題への対処である。息をつくところがないと、ストレスが蓄積していく。ウツの治療には、
「薬事療法」と「認知療法」がある。薬事療法は、医者と相談して症状にあった薬をみつけ最小を前提に治療すること。
それに対し認知療法は、ウツの人の持つマイナス思考、悲観的考え方を修正するスキルをいう。私は昔から、その類の本を
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03月22日(土)
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