ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4753,そんなに長生きしたいですか ー5
『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
* 老人力より、満足力、感謝力を
著者は私より10歳若いので、老いの実感が少し違うのは仕方がない。老いは、60歳代は重症の病がない限り、
ある意味、一生で最良の時節!が分ってない? 夕暮れ時の楽しさである。 70歳代も、その延長とみるのは、
無理があるが、人による。兄、姉4人が70代だが、実際の心情は分からないが、不幸でもなさそうだ。
問題は、後期高齢者といわれる75歳以降。 ーここで紹介しているインディアンの教えの次の一節が良い!
《 おまえは(若者)わたし(老人)に言う、
去年という年に住むご老人よ、
昔の歌を歌うご老人よ、
目を覚まして
現実の世界を見てごらんなさいと。
わたしはおまえに言う、
どこにも住んでいない若者よ、
雑音しか聞くことのない若者よ、
世界はわたしの内部で育ってきた
だからわたしは歳月とともに豊かなのだ。 (「今日は死ぬのにもってこいの日』ナンシー・ウッド著
老人は弱るからこそ、深い知恵をつけられる。失敗し、挫折し、何度もあきらめを経験するからこそ、
新しい地平が見える。 若さや元気ばかりにすがりついていては、知恵や満足から遠ざかるばかりです。
だから幸福な老後を目指すなら、自らの境遇をあれこれ言う前に、満足力のをつけたほうが早道ではないか。
・・・ 老人の知恵として、欲望にはきりがないと悟り、‘無頓着力’‘満足力’‘感謝力’をつけたほうがいい。
それができれば、浅はかな若者たちも自然な敬意を抱くようになるでしょう。 》
▼ 若いうちは、感激力、感動力、感涙力が優先されるが、老いたら、満足力、感謝力、諦念力が必要というのは、
現在、実感していること。ここでいう「世界はわたしの内部で育ってきた だからわたしは豊かなのだ」は、老いて
こそ、実感できる言葉。老いれば老いるほど、世界は私の中に収まり、さらに広がっていく! ネット社会は、その点、
非常に便利になる。今のところ長生きしたいが、歳を重ねるにつれ、どう変化していくのか?歳月、人を待たずである。
・・・・・・
4386, 「うつ」かもしれない ー2
2013年03月20日(水)
ー「うつ」かもしれない ー死に至る病とどう闘うか 〜磯部潮著
ウツは躁鬱の躁の反動による「哀」の肥大による。その他にも連れ合いの喪失、病気、失敗、トラブルなどあるが・・
バランスをとるには気分を切り替えて、その肥大に喜と楽を加えることだ。これは意識すれば可能である。
* ウツは、「喜怒楽」の低下による「哀」の相対的増加による
≪ 「うつ」というのはある意味、人間の正常な反応の一つです。喜怒哀楽の「哀」であり、私たちの日常に溢れています。
ではなぜ「哀」だけが突出するのか。実は、こういう疑問の立て方に最大の欠陥があるのではないか。つまり「哀」の
突出ではなくて、「喜怒楽」の低下による「哀」の相対的増加こそが、「うつ」をもたらしていると思うのです。
人間の基本的な感情である「喜び」「怒り」「楽しさ」は、ある意味、積極的な他人との関わりのなかでしか産出され得ない。
それに対して「哀しさ」は、積極的な他人との関わりだけでなく、関わりから撤退することでも産出されます。
つまり、対人的な関わりの希薄さの先鋭化こそが、「うつ」の増加を促進させる最大の因子ではないかと思うのです。
戦争のときに「うつ」が減るとされるのは、戦時中は人々の結びつきが強くなるからかもしれません。
現代は価値観の多様化した社会だと言われています。そして思考力に若干の柔軟性を欠くとされる「うつ」の人たちは、
そのような価値観の急速な変遷に対応することが困難であるために、「うつ」になると考えられてきました(10年程前までは、
診断根拠として、「うつ」になりやすい性格「病前性格」が重視されていました。価値観の急速な変化に耐えられないために
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03月20日(木)
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