ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4751,そんなに長生きしたいですか ー4
                『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
   * 老後に安住の地があるか? 
《 この結論は、「ない!」である。グループホームも、「認知症介護の切り札」として、マスコミで好意的に紹介されて
 いるが、現場は凄惨。グループホームは施設基準が緩いので、質のばらつきが大きくて住宅・不動産業界からの参入も多く、
専門性に疑問も生じる。職員は経験者が条件だが、無資格で働けるため、最低賃金に近く、過酷な介護を担わせられたら、
やめるか、手を抜くか、暴発するか、いずれにしても、かなり危険な状況が多い。 
 有料老人ホームの実態も、ふれ込みはパラダイスだが、実態は大いに疑問のところが多い。介護企業の施設も、本当に
良いサービスをすれば評判が良くなり、顧客も増えるが、経営が不安定になると、その理念など、簡単に捨てられる。
 公的な福祉は営利でないので、ある程度は信頼できるが、人手が足りなかったり、順番待ちが長かったり、効率、
工夫の点で、企業に劣っている。その点、企業の方が良いが、何か釈然としないものが残っている。・・・徘徊の激しい
おばあさんが、脳梗塞で寝たきりになったとき、世話をしていたお嫁さんがやつれた顔で、「これで楽になります・・・」。
医師として不謹慎かもしれませんが、私は心から「よかったね」と思いました。》
 ▼ 老後の不安で大きいのが、終の住まい、生活がある。老いるほど、そこは決して安住の地ではなく、いずれも、
  非常に危険で、厳しい状況のようだ。それも、薬漬けで脳をやられた廃人として、ただ生きているだけとしたら・・ 
 私たちは、その恐怖と不安のため、僅かな年金を節約して預金をする。しかし、お金の余裕が有る無しに関わらず、
 「安住の地は無い」のである。それなら、元気のうちが花。その日、その日を目いっぱい生きるしかない。
 そう割り切ったら、妄想など、当てにしないで、そのままを受け入れるしかない。出来ることの一つが、死の知識の予習。 
 もう一つは、般若心経の暗記か、その読経の習慣である。色即是空、空即是色と諦念を心に植え付けることだ。
 安住の地は、心の奥底にしかない、ということ。 家は浄土真宗だから南無阿弥陀仏の読経もあるが。安住の地など、
 考えてみたら、あるわけない。誰もいない海の真っ只中で、安住の島を求めて彷徨っている漂流者の心持ちでしかない! 
  で、偶然だが、去年と、2010年の同月同日の、以下の内容に続く! 
・・・・・・
4384, 背筋が寒くなる「一生時計」
2013年03月18日(月)
   * あと2時間しか残されていない?
 野口悠紀雄の「クラウド「超」仕事法」(講談社)を読んでいると、その中に恐怖の「一生時計」というコラムが載っていた。
アナログの時計で一生を表すもので、1周が80歳になっている(日本人男性の30歳時における平均余命が50歳であることを
考慮して、80歳としている) とすると40歳で時計上の6時の数字を針が指すことになる。著者の年齢からしては10時半を
過ぎている。それまでの経歴と歴史的事件が時計時間に振り分け、人生を鳥瞰することが出来る。著者は、あと1時間半しかない。
その針が一刻一刻進むのを見ると背筋が寒くなるはず。これを応用した一年時計も作れる。歴史的事件における自分の立場や、
残り時間を鳥瞰するにはアナログ時計を図示すればよい。 それからすると私の人生時間は午後の8時過ぎ。あと4時間になる。
 これ商品化されている。買うかどうか迷っている。 不摂生もあり、あと二時間あるかどうか。それも不意に止まる可能性が
充分ある。この年齢になると残存時間も当てにならないのは周囲をみれば分かる。 父は71歳で亡くなった。一生時計では9時。
あと一時間しかない。一番上の姉が12年前に現在の私の年齢で亡くなった。時刻は8時である。 事業も二年前に清算したし、
やり残したことは殆どないが、せっかく与えられた時間を味わなければ。あと一時間も5時間も永遠の時計からしたら、一瞬。

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03月18日(火)
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