ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4749,そんなに長生きしたいですか ー3
                『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』久坂部 羊著
    * 長寿の具体的危険とは
 長寿社会の陰で、老人に多くの危険が迫っている。そういう私も、母親の介護で多くの経験をした。傍から見たら・・?
第三者と、当事者、そして介護をする立場とでは全く違うのである。そして、今度は、自分の番が近づいてきた? 
その前に死にいくつもりだが、これだけは神(自然)の思し召し。いま出来ることは、前知識を蓄えておくことと、
覚悟しかない! ーその辺りを纏めてみたー 
《 簡単に死ねない時代に、長寿なるがゆえの危険が数多く控えている。医療制度のため、そう簡単に死ねないのである。
そこに当然、周囲との軋轢が出て弱者の年寄りに危険が迫ってくる。特にプチ虐待は深刻。昔は、ものが食べられなければ、
自然に静かに死んでいけた。今は鼻からチューブを入れたり、胃ろうをつけたり、点滴や輸液で補い、生かし続ける。
食事補給だけでなく、呼吸も循環も、排泄も、あらゆる生理機能が人工的に補助され、なかなか死ねないのである。
長生き=善という考えを無批判に肯定したため、死なせてやる視点が全くない。 ー危険といえば
・孤独と憤懣の危機 :老いれば老いるほど強くなる。そして、短気になり、周囲と馴染めなくなる孤独な老人。
・自殺の危機 :元気で長生きで、優しい家族に囲まれても、危険がある。老人の自殺は、独居や夫婦二人の世帯より、
  二世代、三世代同居の方が多い。そこでは、子供が中心になり、収入も子供が得てくる。自分は役に立たない、
  いらない存在という鬱憤が蓄積し、自死につながる。
・マスコミ報道に踊らされる危険 :世間では、‘最悪のことを想定する’という考えは、あまり歓迎されない。
  どうしても、‘良いこと’‘あるべき姿’に目がいってしまう。マスコミ報道は、老人虐待や少子高齢化社会の
  危機に切迫した警鐘をならすが、これは、老人世代を甘やかすことになる。常に完璧な、こうあるべき視点で、
  報じるから、老人の不満と、我が儘が蓄積していく。
 そこには、欲望肯定主義の陥穽がある。ただ、アンチエイジンだけでは幸せになれない。もっともっと、
 という気持ちが、不満を増長させる。そして、孤独と憤懣のあげく、自殺への道になる。》
 ▼ 私自身の5年半の介護経験からして、母親当人は大変だったはず。そういう時期には、他の問題が重なるから、
  家族全体が、極限的危機状況になる。肉体も、精神も老化のため弱体化し周囲に問題を投げかけるが、受け止める
 余裕がない。寝たきり平均6〜7年とすると、あと5年も経たないうちに、その時期に入ることになる。
 アンチエイジングなどしないで、自然に任せていた方が良い!というのも肯ける。自死の権利なるものが何故無い?
・・・・・・
4382, ブラック・スワン −2
2013年03月16日(土)
 ブラック・スワン ー2
               「ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質」ナシーム・ニコラス・タレブ著
  ー まずは、「あるブログの要約」から ー 
≪ 歴史に接すると、人間の頭には3つの症状が出る。
1. 分かったという幻想。世界は実感するより遥かに複雑だが、皆何が起こっているか自分には分かっていると思い込んでいる。
2. 振り返ったときの歪み。 我々は後付けで物事を解釈しがちになる。
  (歴史は人が経験する現実よりも、本で読んだほうが分かりやすい)
3. 現実に起こった情報を過大評価する。権威と学識のある人は不自由になる。特に物事を分類し始めると、それに縛られる。
 科学が導き出した結論のいくつかは、めったに起こらないことが与える効果を過小評価したり、完全に無視している。
 だから、現実の世界では使い物にならないケースが多い。
 めったに起こらない出来事(黒い白鳥)を見るのに不自由だと、他にも色々な事が起こる。
1. 最初から目に見える一部に焦点を当て、それを目に見えない部分に一般化する。
2. はっきりとしたパターンを欲しがる自分を満足させる講釈で自分をごまかす。

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03月16日(日)
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